シングルモルトウイスキー
「山崎」の水のこだわり
「山崎」の水は
どこから来ている?
日本初の本格モルトウイスキー蒸溜所「サントリー山崎蒸溜所」で使われる水は、「天然水の森 天王山」「天然水の森 おおさか島本」のある山の地下深くで育まれています。
「山崎」の水のこだわり
今から約100年前。日本初の本格モルトウイスキー蒸溜所を建設するにあたり、サントリーの創業者・鳥井信治郎は、全国の名水を調べ、「これは」という水をスコットランドの専門家に送って鑑定を依頼しました。その結果、お墨付きをもらったのが、京都郊外・山崎の水だったのです。
山崎で仕込みに使っている天然水は、名水百選で知られる「離宮の水」と同じ水脈から汲み上げられています。その水は、「天然水の森 天王山」や「天然水の森 おおさか島本」のある山々に降った雨が、山の地下深くを流れながら、長い歳月をかけて磨き上げられたものです。
サントリーの4つの天然水が、いずれも火山活動による火成岩に育まれた水なのに対して、山崎の水は、砂岩や泥岩、チャート(火打石)や石灰岩などが入り混じる堆積岩の山で育まれています。そして、それらの多様な岩石から溶け出してきた複雑なミネラルが、シングルモルトウイスキー「山崎」の複雑で力強い味わいを生み出しているのです。
「山崎」の水は、
どんな森で育まれる?
「天然水の森 天王山」や「天然水の森 島本」には、竹林や、かつて炭や薪のために育てられていた広葉樹林、スギやヒノキの人工林などが広がっています。このうち天王山のエリアには登山道が整備されていて、多くのハイキング客が訪れています。
サントリーが整備している区画には、作業道が開設されていて、道の法面(※)保護のために植えたミツマタが春には美しい花を咲かせ、多くのハイカーの目を楽しませています。
作業道の両側につくられた斜面のこと。「のりめん」と読む
「天然水の森 天王山」の活動を見る「天然水の森 天王山」の
取り組み
「天然水の森 天王山」で、いま課題になっているのは、放置された竹林が、周囲の雑木林を枯らしながら広がっていく「拡大竹林問題」です。そのため「天然水の森」では、被害が深刻なエリアで竹林の伐採を行っています。
竹を伐採した跡地では「カブトムシの森プロジェクト」を実施。地元の小学生と共に、将来カブトムシが好む樹液を出してくれるだろうクヌギなどの苗木を育成し、植樹しています。植樹した木が樹液を出してくれるのはずいぶん先になるので、それまでの楽しみとして、カブトムシの産卵場所をつくり、たくさんのカブトムシを羽化させています。
「サントリー山崎蒸溜所」の工場見学
「天然水の森 天王山」「天然水の森 おおさか島本」と地下の水脈でつながる「サントリー山崎蒸溜所」では、ガイドツアーやウイスキーの飲み比べなどをお楽しみいただけます。
一度遊びに来てみませんか?
入場時は予約が必要です。詳細は「サントリー山崎蒸溜所」の公式ホームページをご覧ください。
サントリー山崎蒸溜所の見学はこちらから