CULTURE
20.09.09
地球の水のほとんどは海水です。海からは常に水が蒸発し続けています。その水は雲となり雨や雪となって、地上に降り注ぎます。森に降った雨は、土に浸み込み、長い年月をかけて地下水となったり、湧き水が集まり川となったりして、再び海に戻っていきます。そして、自然の力によって育まれた水は、人々のもとに届けられ、飲み水や生活で使う水となります――。
そうした地球をめぐる水の音や鳥の鳴き声などの自然の音だけで、音楽を奏でてみました。楽曲は、ベートーヴェン「第九」(歓喜の歌)。プロデュースは、水の音の演奏で知られる大人気YouTuber・だっちさんです。幻想的な水の音と、美しい自然が織りなす癒しのASMR動画をお楽しみください。
20代を中心に人気を集める音楽系YouTuber。有名曲のカバーやオリジナル曲の弾き語り動画を中心に配信。中でも水の音だけで曲を演奏する「水の音だけで○○」は、再生回数300万回を超えるバズコンテンツに。公式チャンネル「だっち/弾き語りch」の登録者は約15万3千人(2020年8月現在)。
※2020年9月公開
この動画の森の部分は、「サントリー天然水の森 奥多摩」で撮影・録音したものです。
英語の「自律的感覚頂点反応」を意味する“Autonomous Sensory Meridian Response”の略。人間が聴覚や視覚への刺激によって感じる心地良い感覚のことを指します。エーエスエムアールやアサムラなどさまざまな読み方があります。
水の循環で「森」が果たす役割はとても重要です。大切なのは、水がしっかりと土の中に浸み込むこと。そのためのポイントが、「森のふかふかな土」です。ふかふかな土は、植物の根が土の中にしっかり張り巡らされていることが重要です。土の中を、微生物やミミズやモグラなどの小動物が活動することで、自然に耕されて、水が浸み込むスポンジのようなふかふかな土ができあがります。
雨や雪として森に降り注いだ水は、ふかふかな土の中に浸み込んで不純物が取り除かれ、その後、長い年月をかけて、何層にも重なった地層を通るうちに、ミネラルを含んだきれいな地下水や湧き水となって、再び地上に出てきます。
「森」が果たす役割は、水を育むだけではありません。ふかふかな土が水をたくわえ、縦や横に張り巡らされた根が森の土をしっかりと掴むことによって、土砂災害を防ぐことにもつながっています。
サントリーは、「水のサステナビリティ」の実現に向け、健全な森を育み、守る活動「サントリー 天然水の森」に取り組んでいます。
サントリーは「水」をつくることはできませんが、豊かな水を育むための健全な森づくりのお手伝いはできるのではないか、という思いから、さまざまな分野の専門家や地元の方々と協力し、最新の科学的な知見に基づいた調査・研究を行い、それぞれの森にあった森林整備活動を続けています。
2003年熊本県・阿蘇からはじまった「天然水の森」は、2019年6月時点で15都府県21ヵ所、総面積は約12,000haにまで広がり、『工場で汲み上げる量の2倍の地下水』を生み出すまでになりました。
今後も良質で安心・安全な飲料を皆様にお届けするため、美味しい地下水を育み、土砂災害に強い森づくりに取り組んでいきたいと思います。