グループ従業員に対しては
労働安全の徹底はもとより、
健康経営の推進、長期的視野での
成長機会の提供により、
健康で幸せに満ちた
生活の実現をサポートし
ダイバーシティ&インクルージョンを推進します。
またバリューチェーンに関わる
すべての人の幸せに貢献するため、
外部ステークホルダーと積極的に連携し、
人権尊重の取り組みを推進していきます。
Social awareness社会課題として当社が認識していること
ビジネスに関わる全ての人の人権を尊重
2011年の国連人権理事会において、『ビジネスと人権に関する国連指導原則』が承認され、すべての国と企業が尊重すべきグローバル基準となりました。また2015年には企業のサプライチェーン上に、強制労働や人身取引などの人権侵害の有無やリスクを確認させ根絶することを目的とした「英国現代奴隷法」が制定されました。このように、企業の人権への取り組みに対して、社会からの関心が高まっています。サントリーグループでは、ビジネスに関わるすべての人の人権を尊重する取り組みを推進していきます。
Philosophy考え方
企業活動のグローバル化が進み、企業の人権への取り組みに対して、社会からの関心が高まっています。また、サントリーグループにとっても、サステナビリティビジョンへの取り組みにあたり、ステークホルダーの人権を尊重していくことが極めて重要だと考えています。人権に配慮した活動を推進するため、人権方針を策定し、従業員やサプライチェーンに対する働きかけを行うなど、従来の取り組みを一層強化しています。
Initiative取り組み
多様な従業員が「やってみなはれ」を発揮できる
違いを受け入れ、活かす組織づくり
新たな価値を絶えず創造していくためには、国籍や年齢などにとらわれることなく、多様な人材、多様な価値観を積極的に取り入れ、公平性を担保し、活かすことが重要であるとの考えのもと、2011年にダイバーシティ推進室を設置しました。 そして、誰もがサントリー社員としての自覚と誇りを持ち、自分らしくいきいきと働ける職場、仲間の個性や多様性を強みとして活かす組織の実現に向け、2021年11月より、新たに「DEI Vision Statement」「Strategic Pillars」を制定しました。サントリーグループ全体でDiversity, Equity & Inclusionを推進していきます。
また、サントリーグループでは2015年に知的障がい者の雇用をスタート、2021年4月までの7年間で27名を採用し、東京・大阪の2拠点で活動をしています。このチームは2018年4月から「コラボレイティブセンター」として、サントリーグループ全体の業務集中化による有効時間の創出を支援し、事業に貢献しています。障がいのある社員が仕事や様々な経験を通して、成長しながら自立し、組織の一員(戦力)としてイキイキと活躍することを目指しています。
多様な個性を持った社員が交じり合い、互いに影響し合いながら、共に働くことが当たり前となる組織の実現に向けたチャレンジを続けています。
移民労働者に関する人権デュー・ディリジェンス実施
重要な人権問題の一つである外国人技能実習生を含む移民労働者の労働環境について、状況把握を進めています。2021年、グループ会社である井筒まい泉株式会社の都筑工場、高津工場で、外国人技能実習生を対象に対面でヒアリングを行い、人権インパクトアセスメントを実施しました。インタビューを実施したCRT(Coax Round Table Japan)の石田事務局長より、現時点において特段懸念すべき人権課題はなく、家族的な雰囲気での信頼関係が築かれているとの評価コメントをいただきました。更なる職場環境整備をめざし、円滑なコミュニケーションを実施し、今後も良好な体制を継続していきます。