「やまなし」がつなぐ人、食、農とみどりのプラットフォーム 植松 千代美さん
宮沢賢治の童話「やまなし」に登場する香りの良い果実は、飢饉の年でも実をつけて人々を救う、貴重な作物でした。しかし現在はおいしいお菓子や果物の登場と共に忘れられ、木々も失われつつあります。九戸村で始めたやまなしの栽培と遺伝資源の保全は、賛同する仲間を得て奥州、盛岡、西和賀へと広がりを見せています。このプログラムでは果実生産の拡充、新たな加工品の開発、やまなし園での体験プログラムなど、やまなしをプラットフォームとして、やまなしの魅力と保全の大切さを皆さんと共有するとともに発信してゆきます。ぜひ、ご一緒に保全と利用のやまなしネットワークを広げて行きましょう。
古くて新しい包装材「経木(きょうぎ)」で、森とひとをつなぐ 地域おこし協力隊:伊藤 あゆみさん
日本の農山漁村には、自然と共生しながら、サステナブルに生きる技術・智慧(ちえ)がたくさん埋まっています。経木(きょうぎ)もそのひとつ。経木は、木を伐り出し、薄く削り、乾燥させた、日本に古くから伝わる天然包装材です。現代においては、プラスチックに比べ製造から廃棄過程でCO₂の排出量が少なく、環境負荷が低い製品として、また森林資源の循環を促していく製品として、その価値が見直されていくと思います。森から生まれて森に還る(かえる)包装材、経木で、暮らしにも、森にも、豊かさを。この経木プロジェクトで、持続可能な森づくりへの小さな一歩を。小さな一歩を、未来へつながる大きな一歩へ。
みらいの里山を共創し守りつなぐ“里山複合産業”をつくる『さともり-里守・里盛-構想』プロジェクト さともり 株式会社 代表取締役:伊藤 将太さん
『 さともり - 里守・里盛 - 構想 』は、「ゆたかな過疎をつくる」をプロジェクトビジョンとして掲げ、過疎化が著しい中山間地域=里山地域を共創し盛り上げる“里山創盛”を目指します。①持続的な再生農業 ②クリエイティブ事業 ③宿泊飲食事業 ④空き家活用事業 を組み合わせた「里山複合事業=さともり産業」の確立を目指し、毎年段階的に展開し、過疎化が深刻な中山間地域(里山地域)で生業をつくるロールモデルを構築します。課題先進地である過疎中山間地域を盛り上げ守りつないでいくためには、単発的な企画や事業だけでなく、里山ならではを活かした「産業」そのものを生み出すことが必要です。ご興味のある方、ぜひ一緒に“里山創盛“していきましょう!
花巻から世界へ!10代の秘密基地、地域交流と探究・学習の拠点「花巻ユースセンター」をつくる! 特定非営利活動法人 ハナレヤ 代表理事:内田 祐貴さん
岩手県花巻市において、10代の子どもたちが利用できる「ユースセンター」を運営しています。子どもたちが地方に生まれ育っただけで、学習機会、居場所の不足、キャリア観形成の困難さなど、多くの教育格差が生まれています。本人の努力不足ではなく、社会環境から生まれるこの課題は、彼らの成長と地域社会への貢献を阻んでいます。この問題を解決するために、経営者、市職員、まちづくり関係など多様な肩書きのスタッフ、地域関係者とともに活動しています。この記事が目に止まった皆様に、情報を手に取っていただくだけで我々の支援に繋がります。HPで活動の様子を発信していきますので、まずは活動を知るところからご支援をお願いします。
賑わいのある地域コミュニティー創生で明るい未来づくりを やながわふるさと創生会 会長:伊藤 勝康さん
岩手県の食の匠認定の方を中心に地域の方々と郷土料理の継承活動をしながら賑わいの拠点となる食堂の準備をしています。地域の交流人口を増やせるようなマルシェなどのイベント開催や高齢者世帯への弁当配達なども計画しています。あわせて環境保全や環境負荷の少ない持続的資源活用などの取り組みも目標としています。昨今の災害が頻発している状況をみていると、特に高齢化進んでいる地方では地域コミュニティを再構築していく必要性を強く感じます。これからの活動の中で様々な課題を皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
ともに生きる里山を目指して、互助の力をエスカレーション!! 一般社団法人 ゴジョる 代表理事:菊池 隼さん
一般社団法人ゴジョる(※)は2017年より林地残材や間伐材等の未利用資源を、社会との接続を望む生きがい人財(高齢者)や、課題や生きづらさを抱えた人財(困窮・障がい・若年無業者等)が、自ら薪の製造販売(経済活動)を行い生活の安定と持続的な幸せの構築を図る事業を岩手県釜石市で展開しています。2022年度は延べ3,000人が事業へ参加するソーシャルビジネスへと成長しました。私たちは社会や地域の課題を解決への源泉と捉え、自立的な福祉活動の手法として同様の課題を抱える岩手県内の他地域へスキームの伝播を行い、環境×福祉×経済のシナジーを高めることで豊かな地域社会の構築を目指します。(※ゴジョるは新しい互助を創るの省略形です)
ビールの「消費」を社会への「投資」に変える! 岩手大学クラフトビール部 共同代表:佐藤 稜さん
私たちは岩手県内の農地保全と地域経済循環を目的にビール麦の県産化に取り組んでいます。これまでの活動成果として地元のブルワリー、生産農家、種子メーカー、自治体、研究機関など様々な主体との連携体制を構築しました。さて原料を地域内で生産することで、ビールが消費されるほど、農地保全や地域経済循環が起こり、さらに品種改良による品質向上にもつながります。このような「商品が消費されるだけで社会が改良されていく仕組み」を実現したいと考えています。一方で、私たちの取り組みだけで解決できる社会課題は限られています。そこで本事業を通して、一人でも多くの人が「自分も取り組んでみよう」と思うきっかけになれば嬉しいです!
昔、牛の背中に塩を乗せ、海から内陸に運んだ道。 命を繋いだ道を、未来に残し、伝えていこう。 いわて塩の道トレイルクラブ 代表:西城 克俊さん
その昔、海(野田村)から内陸(盛岡他)に塩を牛の背中に乗せ運んだ道を地域の方、古道やトレイルを歩く走るのが好きな方と、未来に残す活動です。この道が使われていた時代、塩は貴重なものだったはずです。塩を運び、代わりにお米などと交換した、いわば「命を繋いでいた道」です。この道があったからこそ、私たちの先祖は命を繋ぎ、私たちは今の時代に生きています。その歴史を未来に伝えるとともに、少しでも昔のままの形で多くの方が歩けるように維持管理していくことが、私たちの目標です。私たちの今は、多くの先人たちが繋いできたもの。活動を通じて、今を大切にしながら未来に何を残していくのかを考えるきっかけになれば嬉しいです。
廃校を「酒の学校」に。紫波町での酒づくりを通じたまちづくり 株式会社 酒と学校 代表取締役:黒沢 惟人さん
2021年3月に岩手県紫波町で廃校となった、旧 水分小学校を活用し「はじまりの学校(酒の学校)」の整備・運営を行っています。今後、はじまりの学校内に醸造所を設立していき、最終的には交流・体験、飲食・宿泊もできる拠点施設になるための準備を行っています。消費者と造り手が交わり、関わる仕組みを構築しながら、お酒における関係人口化を行い、100年後に100の醸造関連事業者が町に生まれることで、世界中から「SAKE TOWN」と呼ばれ、自他共に「酒のまち」として認識されていることを目指しています。
ひとり親の交流の場づくり悩みも夢も語り合えるCafe開催 大船渡市母子寡婦福祉協会 会長:米田 千賀子さん
私たちは昨年度より【ひとり親同士の交流の場】と、ひとりで子育てする親が【安心して子育てできる環境をつくる】ため、気仙地区内でコミュニティCafeを開催しています。私たち協会のメンバー自身も、同じひとり親の立場だからこそ細かな部分にも気を配りながら毎回、実りある企画を準備して活動をしています。前年度はひとり親が抱えている現状の把握を目的としてきましたが、今年度は見えてきた課題《ひとり親に関わる必要な情報共有》《親と子の心と体の健康》《子育て・生活の悩み相談》を1つ1つ少しずつでも解消できるよう3つの目標を掲げて活動する予定です。どうぞ皆様、【つばめcafe】の引き続きの応援を宜しくお願いいたします。
復興した三陸を、走って旅しよう!「ステージレース三陸 SRS311」 特定非営利活動法人 ディスカバー・リアス 代表理事:中尾 益巳さん
私たち特定非営利活動法人ディスカバー・リアスは「ステージレース三陸」という、宿泊しながら長距離を走り続けるランニングレースを開催しています。2023年第1回は1泊2日で100km(宮古〜釜石)を走り、今年2024年第2回は2泊3日で130km(宮古〜陸前高田)に延ばします。最終目標は宮古〜南三陸の全長311km。これは3.11を忘れないと同時に、311という数字を復興再生への希望にしたいという願いを込めたものです。震災から13年経ち新しく生まれ変わった三陸は走りやすく美しい最高のランニングフィールドになっています。その魅力を全国、そして海外に広めるよう、イベントと共に情報や映像の発信にも力を入れています。
震災による未活用土地に市花の椿を植え育てる活動をしています。 一般社団法人 レッドカーペット・プロジェクト 代表理事:高橋 和良さん
被災した土地に陸前高田市・大船渡市の「市花」である椿を植樹し、育て、緑地化を図る活動を基本に、地元で企業を経営している理事、シルバーさん、ボランティア、企業・組織の方々と、椿商品の開発企業への採取や、採取の地域の障がい者や生活者との協働を「椿学習」として地域の小・中学校のキャリア教育の形で広げていきます。植樹による郷土愛を高め、皆さんと20年後には日本一の椿畑を目指し活動する。畑に行くと三陸椿物語を心に強くなれる交流人口を高める夢があります。日本一の椿園を目指しています。被災した土地は過酷なので根気が必要ですが、土壌改良や施工、研究、植替を継続します。「三陸椿物語」を知って頂きご自身の誇りを高めて欲しいです。
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公益社団法人日本フィランソロピー協会 「サントリー東北サンさんプロジェクト シン・みらいチャレンジプログラム」事務局 TEL:03-5205-7580(月~金 10:00~17:00)
サントリー東北サンさんプロジェクトHPはこちら
宮沢賢治の童話「やまなし」に登場する香りの良い果実は、飢饉の年でも実をつけて人々を救う、貴重な作物でした。しかし現在はおいしいお菓子や果物の登場と共に忘れられ、木々も失われつつあります。九戸村で始めたやまなしの栽培と遺伝資源の保全は、賛同する仲間を得て奥州、盛岡、西和賀へと広がりを見せています。このプログラムでは果実生産の拡充、新たな加工品の開発、やまなし園での体験プログラムなど、やまなしをプラットフォームとして、やまなしの魅力と保全の大切さを皆さんと共有するとともに発信してゆきます。ぜひ、ご一緒に保全と利用のやまなしネットワークを広げて行きましょう。
日本の農山漁村には、自然と共生しながら、サステナブルに生きる技術・智慧(ちえ)がたくさん埋まっています。経木(きょうぎ)もそのひとつ。経木は、木を伐り出し、薄く削り、乾燥させた、日本に古くから伝わる天然包装材です。現代においては、プラスチックに比べ製造から廃棄過程でCO₂の排出量が少なく、環境負荷が低い製品として、また森林資源の循環を促していく製品として、その価値が見直されていくと思います。森から生まれて森に還る(かえる)包装材、経木で、暮らしにも、森にも、豊かさを。この経木プロジェクトで、持続可能な森づくりへの小さな一歩を。小さな一歩を、未来へつながる大きな一歩へ。
『 さともり - 里守・里盛 - 構想 』は、「ゆたかな過疎をつくる」をプロジェクトビジョンとして掲げ、過疎化が著しい中山間地域=里山地域を共創し盛り上げる“里山創盛”を目指します。
①持続的な再生農業 ②クリエイティブ事業 ③宿泊飲食事業 ④空き家活用事業 を組み合わせた「里山複合事業=さともり産業」の確立を目指し、毎年段階的に展開し、過疎化が深刻な中山間地域(里山地域)で生業をつくるロールモデルを構築します。
課題先進地である過疎中山間地域を盛り上げ守りつないでいくためには、単発的な企画や事業だけでなく、里山ならではを活かした「産業」そのものを生み出すことが必要です。ご興味のある方、ぜひ一緒に“里山創盛“していきましょう!
岩手県花巻市において、10代の子どもたちが利用できる「ユースセンター」を運営しています。子どもたちが地方に生まれ育っただけで、学習機会、居場所の不足、キャリア観形成の困難さなど、多くの教育格差が生まれています。本人の努力不足ではなく、社会環境から生まれるこの課題は、彼らの成長と地域社会への貢献を阻んでいます。この問題を解決するために、経営者、市職員、まちづくり関係など多様な肩書きのスタッフ、地域関係者とともに活動しています。この記事が目に止まった皆様に、情報を手に取っていただくだけで我々の支援に繋がります。HPで活動の様子を発信していきますので、まずは活動を知るところからご支援をお願いします。
岩手県の食の匠認定の方を中心に地域の方々と郷土料理の継承活動をしながら賑わいの拠点となる食堂の準備をしています。地域の交流人口を増やせるようなマルシェなどのイベント開催や高齢者世帯への弁当配達なども計画しています。あわせて環境保全や環境負荷の少ない持続的資源活用などの取り組みも目標としています。昨今の災害が頻発している状況をみていると、特に高齢化進んでいる地方では地域コミュニティを再構築していく必要性を強く感じます。これからの活動の中で様々な課題を皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
一般社団法人ゴジョる(※)は2017年より林地残材や間伐材等の未利用資源を、社会との接続を望む生きがい人財(高齢者)や、課題や生きづらさを抱えた人財(困窮・障がい・若年無業者等)が、自ら薪の製造販売(経済活動)を行い生活の安定と持続的な幸せの構築を図る事業を岩手県釜石市で展開しています。2022年度は延べ3,000人が事業へ参加するソーシャルビジネスへと成長しました。私たちは社会や地域の課題を解決への源泉と捉え、自立的な福祉活動の手法として同様の課題を抱える岩手県内の他地域へスキームの伝播を行い、環境×福祉×経済のシナジーを高めることで豊かな地域社会の構築を目指します。(※ゴジョるは新しい互助を創るの省略形です)
私たちは岩手県内の農地保全と地域経済循環を目的にビール麦の県産化に取り組んでいます。これまでの活動成果として地元のブルワリー、生産農家、種子メーカー、自治体、研究機関など様々な主体との連携体制を構築しました。
さて原料を地域内で生産することで、ビールが消費されるほど、農地保全や地域経済循環が起こり、さらに品種改良による品質向上にもつながります。このような「商品が消費されるだけで社会が改良されていく仕組み」を実現したいと考えています。
一方で、私たちの取り組みだけで解決できる社会課題は限られています。そこで本事業を通して、一人でも多くの人が「自分も取り組んでみよう」と思うきっかけになれば嬉しいです!
その昔、海(野田村)から内陸(盛岡他)に塩を牛の背中に乗せ運んだ道を地域の方、古道やトレイルを歩く走るのが好きな方と、未来に残す活動です。
この道が使われていた時代、塩は貴重なものだったはずです。塩を運び、代わりにお米などと交換した、いわば「命を繋いでいた道」です。この道があったからこそ、私たちの先祖は命を繋ぎ、私たちは今の時代に生きています。その歴史を未来に伝えるとともに、少しでも昔のままの形で多くの方が歩けるように維持管理していくことが、私たちの目標です。
私たちの今は、多くの先人たちが繋いできたもの。活動を通じて、今を大切にしながら未来に何を残していくのかを考えるきっかけになれば嬉しいです。
2021年3月に岩手県紫波町で廃校となった、旧 水分小学校を活用し「はじまりの学校(酒の学校)」の整備・運営を行っています。今後、はじまりの学校内に醸造所を設立していき、最終的には交流・体験、飲食・宿泊もできる拠点施設になるための準備を行っています。消費者と造り手が交わり、関わる仕組みを構築しながら、お酒における関係人口化を行い、100年後に100の醸造関連事業者が町に生まれることで、世界中から「SAKE TOWN」と呼ばれ、自他共に「酒のまち」として認識されていることを目指しています。
私たちは昨年度より【ひとり親同士の交流の場】と、ひとりで子育てする親が【安心して子育てできる環境をつくる】ため、気仙地区内でコミュニティCafeを開催しています。私たち協会のメンバー自身も、同じひとり親の立場だからこそ細かな部分にも気を配りながら毎回、実りある企画を準備して活動をしています。前年度はひとり親が抱えている現状の把握を目的としてきましたが、今年度は見えてきた課題《ひとり親に関わる必要な情報共有》《親と子の心と体の健康》《子育て・生活の悩み相談》を1つ1つ少しずつでも解消できるよう3つの目標を掲げて活動する予定です。どうぞ皆様、【つばめcafe】の引き続きの応援を宜しくお願いいたします。
私たち特定非営利活動法人ディスカバー・リアスは「ステージレース三陸」という、宿泊しながら長距離を走り続けるランニングレースを開催しています。2023年第1回は1泊2日で100km(宮古〜釜石)を走り、今年2024年第2回は2泊3日で130km(宮古〜陸前高田)に延ばします。最終目標は宮古〜南三陸の全長311km。これは3.11を忘れないと同時に、311という数字を復興再生への希望にしたいという願いを込めたものです。震災から13年経ち新しく生まれ変わった三陸は走りやすく美しい最高のランニングフィールドになっています。その魅力を全国、そして海外に広めるよう、イベントと共に情報や映像の発信にも力を入れています。
被災した土地に陸前高田市・大船渡市の「市花」である椿を植樹し、育て、緑地化を図る活動を基本に、地元で企業を経営している理事、シルバーさん、ボランティア、企業・組織の方々と、椿商品の開発企業への採取や、採取の地域の障がい者や生活者との協働を「椿学習」として地域の小・中学校のキャリア教育の形で広げていきます。
植樹による郷土愛を高め、皆さんと20年後には日本一の椿畑を目指し活動する。畑に行くと三陸椿物語を心に強くなれる交流人口を高める夢があります。日本一の椿園を目指しています。被災した土地は過酷なので根気が必要ですが、土壌改良や施工、研究、植替を継続します。「三陸椿物語」を知って頂きご自身の誇りを高めて欲しいです。
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