「フクシマ ススム プロジェクト」は、サントリーホールディングス株式会社と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとが取り組む福島の子ども支援事業です。東日本大震災や福島第一原子力発電所事故後、福島の子どもたちは、多くの困難に直面しながら、少しずつ前に進んでいます。学童保育クラブ支援や子ども支援に取り組むNPOとの協働や助成事業を通じて、福島の子どもたちが安心して学び遊べる環境をハード、ソフト両面からきめ細かにサポートし、フクシマススムは、「ススムっ子」の健やかな成長と明るい未来を支えます。
- 1.福島子ども支援NPO助成
- 福島県(県外避難者を含む)の子どもを支えるNPO活動の進展をはかるとともに、地域のセーフティネットをより強固なものにすることを目的として、2012年に「フクシマ ススム ファンド」を設立。2013年8月より「フクシマ ススム プロジェクト」のひとつとして展開中。助成総額は、約1億5千万円(第1期、第2期NPO助成の総額)。子どもたちの遊び場の運営、児童養護施設や里親のサポート、子どもの声を集めた白書等の出版支援、NPOの人材育成や組織の基盤強化などを支援するため、助成を実施しています。
- 2.教育・学童保育支援
- -教育支援
「サントリー・SCJ水産業復興奨学金」を通し、水産高校に通う生徒が学業を継続できるよう支援しています。また、「おもしろびじゅつ教室」では、子どもたちへ楽しい学習機会を提供しています。
-学童保育支援
震災後の環境の変化で、放課後の遊びが思うようにできない地域の学童保育クラブを支援しています。2013年は、施設建設、保育、出前講座などの支援活動を行っています。
- 3.子どもの場所づくり支援
- 福島県における子どもの遊びや居場所に制限がでてきている中で、地域のNPOと協働し、子どもの発達に欠かせない遊び場、居場所の質を向上させる事業を実施し、成長環境の改善をはかります。