モアサック近郊のプラムの木。2009年は豊作でした。
モアサックは中世の時代に、現在もこの街で最も有名な建物であるサン・ピエール教会を中心に栄えました。1930年に洪水によって街全体が大きな被害を受けましたが、この時の修復事業が、現在のモアサックの街並みの基盤を作り上げたのです。
この街で最も有名なのが、ロマネスク様式のサン・ピエール教会。美しい彫刻と回廊で、世界でも広く知られています。この回廊が完成したのは11世紀。76の柱頭は、ほぼそのままで現存していて、今も中世の趣が感じられます。そのうち46の柱頭は聖書にある様々なシーンと、聖人の物語を表現しています。
ゆっくりと川に沈む夕日
サンピエール教会の外観
街の中央にある広場にいくと、朝市が開かれていました。モアサックはいろんなフルーツの産地だけあって、市場にもフルーツがたくさん!プラム、リンゴ、洋ナシ、ハチミツやコンフィチュール、などなど、フランスの自然がいっぱいつまった市場です。特に名産品として有名なのが、シャスラという品種のブドウ。シャスラはA. O. C. に認定されており、モアサックにとって大切なフルーツです。街の紹介に、シャスラは欠かせません。
※A. O . C. :原産地呼称統制法
モアサックの朝市
シャスラはモアサックの名産フルーツ
フルーツのシロップ漬けやジュースも
ゆったりした時間と、豊かな自然に包まれた街、モアサック。
プルシアの美味しさの秘密を、またひとつ見つけました。