サントリー ワイン スクエア

歴史History

国・文化を超えた
パートナーとの挑戦。

1998年、ドメーヌ バロン ド ロートシルト ラフィット社とアルゼンチンのボデガス カテナの提携話が持ち上がります。意気投合した両家は、フランスとアルゼンチンの文化を調和させたワインをうみ出すために、ジョイントベンチャーを始動させたのです。そして、1999年「ボデガス カロ」が誕生。カテナの「CA」と、ロスチャイルド家(ロートシルトの英語読み)の「RO」と2つの頭文字を合わせて、かつイタリア語で「愛しい人」という意味になる「CARO」と社名を名付けました。

信念Philosophy

ボルドースタイルと
アルゼンチンのアイデンティティ。

ボデガス カロの魅力は2つの国と文化の調和です。ボルドー地方のメドック格付け1級筆頭「シャトー ラフィット・ロートシルト」を擁するドメーヌ バロン ド ロートシルト ラフィット社からは伝統に培われたぶどう栽培の技術と、上質ワインのアッサンブラージュ(ブレンド)の技術を、そして古くからアンデスの麓、メンドーサでワインづくりを行なってきたボデガス カテナからは、高い標高に位置する特殊な土壌の知識とマルベックのぶどうづくりのクオリティを提供。ボルドースタイルと、アルゼンチンのアイデンティティ。国と文化を超えた調和から、他には類をみないスペシャルなワインをうみ出しています。

ワインづくりWine Making

アンデス山脈の麓、
複数の上質テロワールの
魅力を活かして。

アンデス山脈の上質テロワールを活かすためにカテナ社が所有している畑のほか、優良なぶどう栽培家と契約を結んでいます。「畑の中のエレガントさをワインで実現する」をモットーに土壌の違いを詳細に調べ上げ、それぞれの区画ごとのぶどうを個別に醸造、アッサンブラージュ(ブレンド)してワインに仕上げます。カロでの収穫は手摘みで行ない、アルマはマルベックの果実味が感じられるよう、ステンレスタンクで醸造しています。2016年からドメーヌ バロン ド ロートシルト ラフィット社のボルドー以外のワイナリーを監督する、オリヴィエ・トレゴアがテクニカルディレクターとして技術部門を統括しています。

ラインナップLineup

カロ アルマ マルベック
CARO ARUMA MALBEC

アルゼンチン/メンドーサ
ボデガス カロ
ぶどう品種:マルベック
赤・フルボディ

LightMediumFull

ファーストヴィンテージは2010年。「カロ」の初リリースから10周年を記念し、アルゼンチンという土地、この国の重要品種であるマルベックに敬意を表し100%にこだわり誕生しました。銘醸地メンドーサの個性豊かな複数の上質テロワールが織り成すいくつものマルベックを、まるでパズルを組み合わせるようにアッサンブラージュ(ブレンド)して仕上げた、究極のマルベック ブレンドです。バランスの良さとエレガントさ、そして最高品質のマルベックワインの基となるアロマの深みを追求することで他には類をみない複雑性をうみ出しました。

〈名前の由来〉

アルマとは、インカの言葉「ケチュア語」で〈夜の力〉の意味。マルベックの畑は標高約800〜1,400メートルに広がるアンデス山脈の麓に位置しています。急速に気温が下がる夜の冷気がぶどうにアントシアニンを蓄積し、色を与える、その夜の力を意味します。漆黒の夜空やピュアな空気によってもたらされる神秘的ともいえる力。そしてマルベックのぶどう由来の色の濃さ、黒さからもその名がつけられました。

〈味わい〉

自然な香り立ち、ブルーベリーを思わせる香りと、スパイスを思わせる香りを感じます。緻密な果実の凝縮感とエレガントな酸味とのバランスが素晴らしいワインです。