サントリー ワイン スクエア
1989年愛知県生まれ。同志社大学在学中、留学先のニュージーランドでワインに魅了され、2014年にソムリエ資格を取得。2017年「第8回全日本最優秀ソムリエコンクール」優勝。2018年「第4回A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」優勝。2023年「第17回 A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」5位。2019年よりサントリーワイン・ブランドアンバサダー。京阪グループのフラッグシップホテルTHE THOUSAND KYOTOのシェフソムリエを務める。いま日本で最も注目されるソムリエの一人。
2023.08.02記事:岩田 渉(アンバサダー)
皆様、こんにちは!サントリーワイン・ブランドアンバサダーのソムリエ 岩田です。
今日皆様に紹介したいのが「ロゼワイン」です。ロゼといえば、あの美しい綺麗なピンク色で、「桜の季節にピッタリ!」と、花見をしながら一緒に楽しまれた方も多くおられたかと思います。春にはロゼ、というイメージがあるかもしれませんが、ロゼワインというのは春だけでなく、一年中楽しむことができる素晴らしい汎用性のあるワインです。このロゼワインの魅力について今日は語らせていただきます!
現在のワインの世界において1つのキーワードが「多様性」です。これは地球全体、社会全体においても言えることであり、人種やその他の価値観や嗜好をもっと認めていきましょう、そういった時代になっております。その中で、今まで「赤、白、泡」というのがメインであったワインの世界にもその他の色のワインであるロゼワインというのが「注目」というカテゴリーを超え、一般に浸透しています。
そして消費者の多様化にも合わせて、ロゼワインが広がっています。現在世界のワイン消費を引っ張っているのが、ミレニアルズやZ世代の若い層であり、ハイソサエティのイメージが強いワインが、今までワイン消費国でなかったような国でも文化として着実に根付いています。そのような若い世代を中心とした人々の新たなライフスタイルのワインとして、数多くのシチュエーションで楽しまれているのがロゼワインです。
色々な料理と合わせて楽しめるロゼワイン
また最近では食文化も多様化しています。スパイスやハーブといった食材が多く使われるようなエスニック料理が世界中で人気なのが、これを示しています。特にアジアの料理が欧米を中心に好まれるようになり、そして日本でもペルー料理やメキシコ料理のお店なども増えているなど、今まで馴染みのなかったカテゴリーの料理が注目を集めています。ロゼワインはそういった料理にとても合わせやすいワインなのです。
そういった様々な分野で多様化しているワインの世界において、ロゼワインは今まさに最もクールなカテゴリーのワインであり、ソムリエとしてもその魅力を改めて数多くの方に伝えていきたいと思っております。
日本人にとってのロゼのイメージの一つ、桜と一緒に
そんな私自身が特別な感情を持つロゼワインですが、サントリー登美の丘ワイナリーのワインメーカー吉野さんも特別な想いを持ち、ロゼワインづくりに取り組んでいるといいます。
さて、次回の渉レポートでは、サントリー登美の丘ワイナリーにお邪魔し、ワインメーカーの吉野さんと対談をしながら想いを込めてつくられたロゼワインについてじっくり紐解いていきたいと思います。
まだここ日本では欧米のような爆発的な人気を集めるカテゴリーのワインでないかもしれません。ただそれが多様化する日本の社会において、もっと多くの消費者に、そしてもっと多くのシチュエーションで受け入れられる日が目の前にやってきていると感じています。これからの日本の「ワインのみらい」を築いていくロゼワイン、ぜひ皆さまもお楽しみください!
ソムリエ 岩田渉
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