最近はステンレス製が多いせいか、包丁研ぎを忘れる奥さんが多いらしい。昔は週末になると旦那がまとめて砥石で研いだもの。うまい料理を食べさせて貰おうと思ったら、骨惜しみしてはいけない。砥石には荒砥、中砥、青砥、仕上げ砥とあり、家庭では中砥一本あれば間に合う。ただ青光りするように美しく仕上がるのは天然の仕上げ砥だけで、軟らかい刃物は硬い砥石でないと本来の切れ味にならないそうだ。ついでに研ぎ方を伝授すると、まず砥石と包丁を水で濡らしこの水だけで研ぐのがコツで、新しい水はかけない。砥石から出る汚れに錆を取る成分が含まれているらしい。さて、研ぎ終わったらその包丁で春の氷を削る。山崎のロックがグッとうまそう。
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