友人に無類の卓球マニアがいて仕事で忙しく世界中を飛び回りながら片時もラケットを放したことがない。なにせ道具が小さいから便利である。不思議なことに世界のどこに行っても卓球台はあり相手に窮したこともない。暇を見てはその国のチャンピオンとも何度か戦い、訪ねた国はもう24カ国。一時ピンポン外交が話題になったが、こんな手軽な民間国際交流もピンポンならではだろう。昨年はタキシードで卓球観戦という変わった催しが開かれ、今年は豪華客船でピンポンディナーショーの企画もあるという。一時ネクラスポーツといわれた卓球も随分華やかになったもの。ところでわが屋の卓球台は、今や山崎水割りダブルスの恰好のテーブルと化している。
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