桜前線がやって来た。この季節になると、考えていたより花の木が沢山あることに気づかされ、私たちの町も満更ではないなと思ったりする。それにしても、花を見ると人はなんでこんなにうきうきするのだろう。実は生物が何に快不快を感じるかは、予め遺伝子DNAの中のプログラムで決められているんだそうである。そもそも人間は、花を見たら気持ち良く感じるようにできているらしい。だから花を美しいと思い、花を楽しむ余裕があるということは、人が生きて行くためのレーダーがまことに正常に機能しているいわば青信号と考えてよいという。つまり花は心の健康のモノサシというわけだ。まァ、花より団子、花より山崎という場合も時にはあるけれど。
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