星が見たくなって、時々ふらりと昼間のプラネタリュームに迷い込む。この人工の夜空には人工衛星も飛ばないし、UFOの期待もないが、頭上にペガサスの秋の四角形がくっきりとあると心がやすまる。目をひくのは星の軍団昴で、本当の空ではとても無理だがここでは10個以上見える。ところでご存じの通り昴は和名、あちらではプレアデス星団というのだが、他にも日本語の星の呼名には中々いいのがあって、ペガススの四辺形は旗星といい、オリオンは鼓星。カシオペヤは山形星とかいかり星と呼ばれる。さて、人工の夜空は更けるのも早くたちまち夜中。何となく旗星がグラスに見えてくる。とすれば今天頂にある山形星は山崎の山。
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