ユニークな工夫で、みんなが楽しめる健康施策へ
「歩こうフェス」や「健康飲料クーポン」の活用で、楽しく健康行動につなげるミツトヨ社のサントリープラスのフル活用事例
取材日:2023年12月1日
後藤 純矢さん
株式会社ミツトヨ
中津川工場 総務課
平野 陽一さん
株式会社ミツトヨ
総務部次長
兼総務企画課課長
小林 直子さん
株式会社ミツトヨ
総務部 総務企画課
車社会の地域でありながら、平均歩数が8000歩以上に
― 健康経営に向けた取り組みとサントリープラス導入のきっかけを教えてください。
平野さん:
先ず、ミツトヨでは、 “生き生きとした”企業風土づくりを経営理念に掲げ、2019年から健康経営に取り組んできましたが、全社視点で健康経営をしっかり語れるレベルにはなっていなかったこともあり、2022年にあらためて健康経営の基軸となる「健康経営の概念」を定め直し、活動全体の軌道修正を行いました。社員一人ひとりにとって大切な「からだの健康」と「こころの健康」はさらに徹底して追求し、これらを育むための「健全な職場」をしっかりつくることで、社員一人ひとりの仕事を通じた活躍や成長を生み出し、会社の持続的成長につなげていくことを目指しています。そして、この考えをベースに、本社として全社視点で実効性の高い施策をリードし、各地の施策の良さもしっかり取り入れながら、“ミツトヨらしい健康経営”を全社一丸となって実践していきたいと考えています。
後藤さん:
全社の健康経営の方針を受けて、中津川工場でも従業員の健康に寄与できる取り組み検討し、サントリープラスを導入することにしました。日々の生活のなかで取り組みやすいタスクや、楽しんで参加できるイベントが充実しており、従業員の健康に対する行動変容のファーストステップになるのではと感じたことが大きかったですね。まずは自分の健康状態に気づいてもらうことが大事だと考えていたので、サントリープラスの“ハードルの低さ”は導入につながる大きなポイントでした。
― 実際に、従業員の方の行動変容は起きましたか?
後藤さん:
「歩こうフェス」やサントリープラスがきっかけで、昼休みに会社の周りを散歩する人が増えたり、従業員からも「歩くことを意識するようになった」といった声を聞いたり、自然と健康的な行動をする人が増えている実感があります。
「歩こうフェス」も回を重ねるごとに参加者や歩数が増えていますね。初回の開催で良い効果が見えたことで、今年(2023年)の4月に充実(有料)プランにアップデートをしました。健康飲料と交換できるクーポンの付与など、参加者へのインセンティブがさらに増えるので、参加者により多くのメリットを還元できると考えました。
車社会の地域でありながら、平均で8000〜9000歩と、どんどん数字が上がってきています。現在は季節ごとに「歩こうフェス」を開催することにしていて、回を重ねるごとに参加者や平均歩数が伸びているので嬉しいです。
サントリープラスを独自に活用しアプリ利用を促進
― すごいですね。従業員の方に積極的に使ってもらうための工夫などはされていますか。
後藤さん:
サントリープラスを導入する際に「なぜサントリープラスを導入するのか」を直に説明して回りました。ただ導入するのではなく、担当者の熱量も一緒に伝えることが大事だと考えたんです。単に社員の生産性を向上させたいということだけでなく、自分自身の健康を大切にしてほしい。そのために、気軽に日常生活に健康習慣を取り入れることができるサントリープラスを導入するんです。そういう思いを伝えて回りました。
「歩こうフェス」を開催するときも、「開催します」という呼びかけだけでなく、サントリープラスNaviから確認できるデータでフェスの中間報告を作成し、「今からでも参加できますよ」と定期的にリマインドをしています。ポスターを貼るだけだと見てもらえないこともあるので、食堂や休憩室などで直接声かけも行うようにしていますね。
最初は部署ごとにチーム分けをして「歩こうフェス」をやるつもりでした。それを「国内旅行に行きたい場所」別のチーム設定にしてみたことで、コミュニケーションの活性化にもつながりました。「あなたはどこの県に行ってみたい?」といった会話から、「歩こうフェス」への興味が生まれるので、やって良かった工夫のひとつです。
― その細やかな声かけや周知がダウンロード率70%という高い数字につながっているのでしょうか。
後藤さん:
そうですね。「歩こうフェス」以外にも「健康飲料クーポン」を活用していることも影響していると思います。社内の運動イベントに参加するとクーポンを付与したり、部署表彰の特典にしたり、さまざまな形で利用しています。運営側としては、景品などの在庫を準備する必要がないため、手間やコストが削減できますし、参加者からは好きな健康飲料を自由に選べることが好評です。
サントリープラスを導入してから、歩くことを日常的に意識するようになったという声をよく聞くようになりました。中津川工場はマイカー通勤の従業員が多いので、まずは歩く機会を増やすことで健康の土台を作ってほしいと考えています。
また、食事の面でも工場の食堂業者と連携し、気軽にタスクに取り組めるようにしています。サントリープラスにある「薄味で素材の味を楽しむ」や「野菜をたくさん食べる」など、食事に関連するタスクを年間スケジュールに落とし込み、それらに合う「健康小鉢」を食堂で提供しています。従業員は、その小鉢を食べればタスクを達成できる仕組みです。
サントリープラスは、健康につながる行動を日常に取り入れやすい仕組みがたくさんあるのが良いなと思います。
全社の健康経営戦略と現場起点の健康施策。双方向から健康にアプローチ
― サントリープラス以外の、健康経営の取り組みについてお聞かせください。
平野さん:
先に述べた「からだの健康」と「こころの健康」を追求し、それを育む「健全な職場」づくりをしっかり進めていくことで健康経営を実践していますが、今後は、特に従業員一人ひとりが受け身ではなく、自らの健康を意識し、楽しく前向きな健康行動が増えていくような仕掛けを幾重にも繰り出していきたいと考えています。
小林さん:
具体的には、今まで弱かった社員への健康情報の共有・発信に力を入れ、健康ニュースや楽しみながら健康行動促進につながるイベント企画などの施策を全社で展開し、一人ひとりの社員が自らの健康をしっかり認識し、楽しく前向きに健康を意識した行動がどんどん増えてくるような仕掛けを展開していきます。その結果として、4年連続でチャレンジしてきた健康経営優良法人としてのレベルも着実に向上させていきたいと考えています。
平野さん:
今回取り上げていただいた中津川工場の取り組みは、本社方針を踏まえて、現場が思いを持って独自に工夫しながら進めてきた大変よい事例だと思っていますが、今後は、特に、このような全国の職場のよい取り組みや現場起点のアイデアなどを最大限に活かしながら、全社視点での共通施策の強化を図っていきたいと思っています。
そして、何よりも一人ひとりの社員こそが健康経営を実践し、創っていく実感を重視しながら、ミツトヨらしい健康経営を盛り上げていきたいなと考えています。
サントリープラス開発チームより
サントリープラスでは、手軽に行える健康施策を多数ご用意しております。ミツトヨ様の場合、ポスターの掲示など工夫しながら「歩こうフェス」や「健康飲料クーポン」といった施策を繰り返し実施いただくことで、多くの従業員の方にサントリープラスをご活用いただくきっかけとなりました。中でも歩こうフェス充実プランはチームを自由に設定でき、実施状況や従業員アンケートのレポートをもらえる、おすすめの健康施策です。充実プランは無料でトライアルいただくことも可能なので少しでも気になった方は歩こうフェスの紹介ページよりご確認ください。(サントリープラスNaviのアカウントをお持ちでない方はこちらの歩こうフェス紹介ページをご覧ください。)