THE OOLONG-CHA WORLD HISTORY | ウーロン茶の世界史 〜ウーロン茶は紅茶の母である〜

紅茶って、元々はウーロン茶だったということをご存じでしょうか?その壮大なウーロン茶の世界史を、ここでは順番にお話しします。またクイズにお答え頂き全問正解された方には、全問正解認定書が与えられます。ぜひチャレンジしてください。

皇帝に献上されたウーロン茶①

ウーロン茶(≒半発酵茶)が香り高いワケとは!?

ウーロン茶特有の花のような香りは、茶葉中のテルペン類という物質によります。この「テルペン香」を最も効果的に引き出す製法が「半発酵」なのです。緑茶のような無発酵茶では、テルペン類は茶葉中で糖と結合しており、この状態では香りはほとんど発揮されません。一方で、紅茶のような全発酵茶では、発酵によりテルペン類と糖は分離されるのですが、同時にテルペン類自体も分解されてしまい、「テルペン香」は逆に少なくなります。ウーロン茶の場合は、テルペン類が糖との結合を解き、かつテルペン香が生きている状態で発酵を止める(半発酵)ので、独特の香りが実現されるのです。

「烏龍茶の魅力-ポリフェノールに秘められた効果と効能-」松井陽吉/プレジデント社,「お茶の謎を探る」橋本実/悠飛社,「中国茶の文化史」布目潮渢/研文社,「中国茶 風雅の裏側 スーパーブランドのからくり」平野久美子/文藝新書,「お茶で若く美しくなる」大森正司/読売新聞社

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おさらいクイズ

皇帝に献上されたウーロン茶①

ウーロン茶は、茶葉を○○させることで、緑茶の生葉の香りとは異なる花のような香りを引き立たせることができた。

全問正解!全問正解認定書が与えられました。

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