早稲田大学交響楽団OB・OG中心の金管・打楽器アンサンブルで団員の多くは６０歳前後。東日本大震災で大きな被害を受けた三陸海岸の岩手県大船渡市、陸前高田市や奥州市の復興を願い、２０１１年から隔年で演奏会および中学・高校吹奏楽部とのワークショップを開催。

東日本大震災と同年に起きた紀伊半島大水害の被災地であり、「響け復興のハーモニー」を合言葉にコンサートで義援金を集めて東北と田辺市に送る活動を続けている。また地域の小学校・幼稚園へのアウトリーチも実施している。

活動を停止していた岩手県管弦楽連盟が2016年再設立され、いわてフィルやもりおかジュニアオーケストラなど単独に活動していた9団体の技術向上・次世代育成に本格的に努めている。岩手県で音楽の仲間を増やし、絆を深めていく機会とする。

2013年音楽科高校生が東京で立ち上げた。小中学生が生演奏を聴き、音楽から想像を広げるワークを通じて、感性を深め「音楽の力」を体感するプログラムと、心をつなぎコミュニティを豊かにすることを目的とするコンサートからなる、被災地へつなぐ音楽の社会貢献活動。

東日本大震災から8年が経過し2019年5月、多くの被害を受けた名取市閖上地区の街びらきが行われた。震災当時、避難所となった名取市文化会館を会場に、困難を乗り越えてきた市民の皆さんへの労いとこれからの幸せへの願いを込めて、航空中央音楽隊による演奏会を盛大に開催する。

震災の消沈から立ち上がるために毎年第九を合唱する活動を２０１３年開始し、現在登録会員は４００名。昨年結成された地元中高生・音大生・プロ奏者による復興祈念郡山第九オーケストラとともに演奏する。

宮沢賢治が「農民芸術概論綱要」で述べた理想に基づき農閑期のみ活動する楽団として、平成6年に道内の農業関係者によって設立されたアマチュアオーケストラ。胆振東部の震源地に近い２町で復興の一助となることを願い演奏する。

管弦楽・弦楽合奏が盛んな郡山市の公立小中学校が一同に会し、各校毎の演奏および合同演奏を行う。生徒達の技術向上と人間性育成に資することを目的とし、将来福島県内の小中高校全ての合同演奏会を目指す。前回に引き続き、白河地区からも数校が合同オケとして参加する。

所属する中学７校、高校６校、一般５団体の合唱団に、福島市の合唱団、津波・原発事故で被災した相馬・双葉地区の合唱団も参加して、福島県浜通りの仲間として合同で合唱祭を開催する。

震災以来、復興のための演奏活動を継続しており、仮設住宅にお住まいの方、避難指示解除地域の方、未来を担う地元中高生を招待して演奏会を行い、福島の元気を歌声で発信する。

郡山で復興を祈念する演奏会を行ってきたが、大震災と原発事故の行方不明者・関連死を含む犠牲者の鎮魂を目的とした音楽会は未だ無く、10年目を迎える前日に慰霊のためにレクイエムを歌う無料演奏会を開催する。

2014年から、毎年3月11日に宮城・岩手・山形の音楽家がプロ・アマを問わず集い、地震発生時刻に黙祷を捧げた後に、鎮魂と慰霊のコンサートを開催している。今年も例年通りモーツアルトの「レクイエム」他を演奏し聴衆と共に祈りを捧げる。

２０１６年の熊本地震のあと「音楽の炊き出しコンサート」や「復興祈念コンサート」が開催されてきた熊本で、音楽の力によるさらなる復興のため音楽祭をスタート、感動と活きる力を共有し、熊本の未来につなげる機会とする。

石巻管弦楽団を前身とし音楽を通しての地元への社会貢献を目的として1976年に結成。復興住宅の近くで、世代を超えた幅広い層のお客様に、オーケストラを体験しその魅力を感じてもらう。

74年前の戦災から復興を遂げた沖縄を本拠地とする、那覇ジュニアオーケストラと岩手・宮城・福島の子どもたちが音楽を通して交流を深め、被災地との絆の架橋となる合同演奏会を2016年から、沖縄と東北で交互に開催。今回は東北の子どもたちを沖縄に迎えます。

東北出身、あるいは在住の若い人々に作曲を通した充実した音楽体験を提供する。
その中心的な企画として、応募作品の中から選出された作品によるコンサートを行う。このコンサートは、今年で第３回目を開催し、東北５県の出身・在住の小学生から大学生による応募があった。また、作曲活動を支援するために作曲講座、ワークショップやフロアコンサートなどの企画も随時行う。