公益財団法人名取市文化振興財団
「なとり音楽活性化事業 音楽アウトリーチ&わくわく楽しい音楽会 Vol.3」
- 実施日時
- 2013年10月9日(水)
- 実施場所
- 名取市若竹園 本郷デイサービスセンターふるさと
- 実施日時
- 2013年10月10日(木)
- 実施場所
- 相互台デイサービスセンターヒーローズ
ライフクオリティ仙台南
- 実施日時
- 2013年10月11日(金)
- 実施場所
- 名取市立下増田幼稚園 バイタルケア名取
デイサービスセンターさふらんの家
- プログラム
-
マランマレ:バスク
リー・ハーライン:ディズニー映画『ピノキオ』より「星に願いを」
久石譲:ジブリ映画『となりのトトロ』より「さんぽ」
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
童謡:七つの子
滝廉太郎:荒城の月
アイルランド民謡:ロンドンデリーのうた
いずみたく:見上げてごらん夜の星を他
- 出演
-
梅津三知代(ハープ)、吉田雅信(フルート)
- 実施日時
- 2013年11月3日(日・祝)14:00開演 名取市文化会館中ホール
- 実施場所
- ヤマハミュージックリテイリング仙台店前
- プログラム
-
<わくわく楽しい音楽会>
シューベルト:アヴェマリア
イベール:2つの間奏曲
ドビュッシー: 月の光 / フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
ハーティ:アイルランドにて
シュエッカー:伝説
ビュータン:カプリッチョ
ビゼー:『アルルの女』より「メヌエット」
サン-サーンス:白鳥
滝廉太郎:荒城の月
ピアソラ:リベルタンゴ
(アンコール)
岩井俊二作詞/菅野よう子作曲:花は咲
- 出演
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梅津三知代(ハープ)、吉田雅信(フルート)、福本とも子(ヴィオラ)
地震と津波による大きな被害のあった名取市。空港から会場へ向う途中では、まだまだ復興が進まない状態の広大な土地や仮設住宅を目にし、もどかしい気持ちで一杯になりました。会場は、名取市文化会館の中ホール。避難所にもなっていた名取市文化会館ですが、中ホールは被害が大きく、当時は壁一面が崩れ落ちたそうです。今は修復され、素晴らしい音響が復活しました。公演の前に、名取市文化振興財団の理事長 太田隆基氏へ(写真向かって左)へサントリー芸術財団の専務理事 勝田哲司より、記念の賞状が手渡されました。
主催者からの報告をお届けします。
10月9日から11日までの3日間の音楽アウトリーチを経て、11月3日に「わくわく楽しい音楽会」を開催しました。
地域のみなさんのいつもの空間に音楽を届ける。さらに関心を持った方には音楽を聴くのに最適な空間(中ホール)で演奏を体感していただく。また、一般の方にはクラシック入門編としてもお楽しみいただけること、この3点を趣旨に今回の企画を実施しました。
今回取り上げた楽器は、ハープ、フルート、ヴィオラの室内楽。
特にハープは単独で間近にする機会も少ないということで今回はメインに据え、音楽アウトリーチはハープとフルートで老人福祉施設や幼稚園など6か所に出向きました。
楽器の説明や主な演奏曲は同じですが、お年寄りの施設では童謡や唱歌を取入れ、子どもたちが丸くなった中心でアイリッシュハープを演奏し、実際に楽器に触れてみるなどの工夫を凝らし、45分間のプログラムを構成しました。
お年寄りが歌って育った「七つの子」、そして坂本九の「見上げてごらん夜の星よ」では、自然とみなさんの口から歌がこぼれ、やさしいハープとフルートの音色にとけあい優しい時間が流れました。
子どもたちの施設では、「さんぽ」を演奏すると、元気いっぱいの歌声が会場に響きました。また、初めて見るハープの大きさや触れたハープの弦の強さに驚きの声をあげるなど、楽しみながら音楽にふれました。
「わくわく楽しい音楽会」は、近隣の体育館で開催する「あきまつり」と連携して同じ日に開催し、地域の方が出向きやすい仕掛けともしました。
秋晴れとなった当日は249名の方が来場。楽器についてのお話や3つの楽器で奏でるドビュッシーの「フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ」の他に、ビゼーの「メヌエット(アルルの女より)」やシューベルトの「アヴェマリア」などのソロ曲もお楽しみいただきました。
アンコールでは「花は咲く」を会場の方と歌い、参加型企画のラストを飾りました。
また、会場入口にはアウトリーチ時の写真も展示し、一連の事業の報告も行いました。
お客様からは
♪イベールの「2つの間奏曲」はヴィオラ、フルート、ハープのアンサンブルが素晴らしい曲でした。知らなかった曲にもいい物がありますね。
♪ハープの「伝説」が大変美しい曲で感動しました。ハーモニクスも素晴らしかった。
♪ハープ、ヴィオラ、フルート、初めての生で大変感動致しました。
などの声が多数寄せられました。
本物の音楽体験を、これからも地域の方々にお届けしていきます。