メロディの翼
「寄贈したピアノによるミニコンサート」(宮城県石巻市立橋浦小学校 )
- 実施日時
- 2012年12月17日(月)13:40〜14:25
- 実施場所
- 宮城県石巻市立橋浦小学校 体育館
- プログラム
-
(ピアノ演奏)ドビュッシー:『子供の領分』より「小さな羊飼い」「雪が降っている」「ゴリーウォークのケークウォーク」
メンデルスゾーン:『無言歌』より「紡ぎ歌」「舟歌」
リスト:「ためいき」(ハンドベル演奏):「世界に一つだけの花」
(ハンドベル体験指導):『オズの魔法使い』より「オーヴァー・ザ・レインボウ」
- 出演
-
和泉真弓(ピアノ)、ベルフレーズ(ハンドベル)、大崎麻里(チェロ)、 四倉由公彦(民族楽器など)
「メロディの翼」は、エールフランス航空日本支社旧女子職員を中心に2009年に結成されたボランティアグループで、賛同者から寄付された4台のピアノを修復・修理・調律し、2011年秋より石巻市の小学校・保育所に寄贈しました。その中の1台がある橋浦小学校で、授業としてミニコンサートが開催されました。
校舎が津波被害を逃れた橋浦小学校(71名)には、津波被害を受けた相川小学校(59名)と吉浜小学校(15名)が同居しています。同じ校舎でそれぞれの学校のクラス単位で学んでいますが、今回の授業は、総勢145名が体育館に一同に集まりました。自宅が遠い生徒達はスクールバスを駆使しての通学なので、バスの出発時間までという限られた時間でのミニコンサート。ピアノとともに寄贈されたハンドベルに、抽選で当選した29名の生徒も挑戦しました。時間が足りなくて心残りでしたが、ピアノ・ハンドベル・チェロなどの美しい響きを、思い思いに明るい笑顔や体を動かして楽しんでいたのが印象的でした。
「メロディの翼」は、2013年3月と7月にも石巻市内に寄贈したピアノのミニコンサートを 開催予定。さらに、ピアノの寄贈も続けていかれるとの事。また、3つの小学校も新学年からはひとつになり北上小学校となるそうです。復興へ向けての前進を、皆で応援していきましょう。
「寄贈したピアノによるミニコンサート」(宮城県石巻市立水明保育所、かもめ学園)
- 実施日時
- 2013年2月20日(水)
- 実施場所
- 宮城県石巻市立水明保育所、かもめ学園(小学校)
- プログラム
-
ショパン:軍隊ポロネーズ
メンデルスゾーン:『無言歌』より「紡ぎ歌」「狩」
シューベルト:樂興の詩 第3番
シューマン:『子供の情景』から「トロイメライ」
ショパン:子犬のワルツ
モーツァルト:トルコ行進曲
- 出演
-
和泉真弓(ピアノ)
「寄贈したピアノによるミニコンサート」
- 実施日時
- 2013年7月4日(木)10時35分~12時10分
- 実施場所
- 宮城県石巻市立住吉小学校 体育館
- プログラム
-
ベートーベン:ピアノソナタ 月光 Op.27-2 *
ドビュッシー:映像第2集より「金色の魚」 *
ショパン:英雄ポロネーズ Op.53 *
バッハ:無伴奏チェロソナタ第3番より「サラバンド」 **
サン・サーンス:動物の謝肉祭より「白鳥」 **
ロジャース:エーデルワイス ***
和泉耕二:三つのアフリカ *,****
- 出演
-
和泉真弓(ピアノ)*、大崎麻里(チェロ)**、ベルフレーズ(ハンドベル)***、四倉由公彦(パーカッション、朗読)****
12月の橋浦小学校、2月の水明保育所&かもめ学園でのコンサートに続いて、第1号のピアノを寄贈した(2011年10月)住吉小学校でコンサートを開催したという報告が届きました。
床上浸水のまま放置されていた体育館が今年の春に改修され、寄贈したピアノが設置されました。その体育館でコンサートが行われました。ピアノやチェロの美しい音に6学年の全生徒180名と父兄30名ほどが聴き入り、後半は6年生とベルフレーズによるハンドベル演奏など、そして最後は同校卒業生の和泉耕二氏作曲の「三つのアフリカ」でにぎやかにコンサートが終わりました。メロディの翼からは生徒達にパリのチョコレートと、ベルギーの友人が寄付してくれた「ベルギーから日本に元気を送る」というメッセージが入ったリストバンドを記念にプレゼントしたそうです。
第1回音楽復興祈念賞の受賞活動は、こちらで終了となりますが、メロディの翼として、引き続きこれからもいろいろな活動を続けていくそうです。