献奏
- 日時
- 2015年10月5日(月)14:00~14:15
- 場所
- 浄土ヶ浜
- 曲目
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シューベルト:白鳥の歌から第4曲セレナーデ
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津波の被害の大きかった浄土ヶ浜にて、黙祷と献奏を行いました。鍬ケ崎地区の古館様より「ここ浄土ヶ浜は、松の緑・白亜の岩・海の青という本当に美しい地です。ウィーン・フィルのメンバーの方々による鎮魂の祈りを込めた演奏が、木々や岩そして海に沁み、安寧と慰みを与えてくれる事を願います。」とのご挨拶のとおり、11名による演奏は、すばらしい景観の地とそこに集った方々の心にしみわたりました。まるで演奏を合図に集まってきたうみねこの鳴き声は歌っているように聴こえました。かすかに聞こえる波の音と、全てが絶妙に合わさり、生涯忘れられない演奏でした。仮設住宅にお住まいの方は「こんなに静かな海なのに、あの津波は本当にひどい被害でした。すばらしい演奏で癒されました。感謝します。」と語ってくれました。また、偶然観光に訪れていた方は「感無量です。言葉になりません。」と。マスコミ各社の取材もあり、同日夕方にテレビでも紹介されました。