翌日は、中学校の体育館で、音楽の授業として行われました。副校長先生より「世界最高峰の演奏で、山田中学校の文化を高め、至福の時を迎えましょう。」とお話の後、いよいよウィーン・フィルのメンバーの登場です。全校生徒約400名と隣接する仮設住宅の方々が演奏者を取り囲むような形で、皆、熱心に聴き入りました。演奏後、生徒代表から御礼の言葉が英語で語られ、続いて指揮もピアノ伴奏も生徒による合唱で、「大地讃頌」が歌われました。最後に、「サンキュー・サンキュー・ウィーン、フレー・フレー・ヤマチュウ」のエールで、終了となりました。生徒達からは、「貴重な体験は、山中の全員の心に響いたと思います。」「ひとつひとつの音が美しく響いて感動しました。吹奏楽部の活動、しっかり頑張ります。」「いろいろな支援をいただきましたが、時間が経った今というのが本当に嬉しいです。また物資ではない音楽は、違った意味でとても楽しめました。」などたくさんの声を聞かせてくれました。