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想像してほしい。製品の向こうに「しあわせのドラマ」があることを。
負けるものか!から、負けても大丈夫と思えるようになった自分

入社して最初の3年間はまさに無我夢中で走った。優秀な先輩、尊敬できる上司、ユニークで愉快な仲間たちに囲まれた毎日。バイヤーや消費者と接する新鮮で刺激の強い時間。彼女は身体が震えるほどの緊張と興奮、そして達成感に酔いしれていた。「営業の仕事は自分の天職だと、何の疑問も不安も感じませんでしたね。遠足前夜の子どもみたいに浮き浮きワクワクでした」。それが4年目に入り、日本有数の大手チェーンスーパーの担当となったとき。彼女の中で何かが変わった。金額の大きさ、棚の大きさ、競合との攻防、それまで感じなかったプレッシャー。でも、そんなことで負けるもんか!へこたれるものか!と自分を鼓舞した。 「担当になって3か月後ぐらいに、ペシャンコになってしまいました。これが私?自分で自分が信じられないほど、落ち込んじゃって。本気で悩みました。で、悩んでいる自分に気づいて、また落ち込んで」。味わったことのない挫折感、敗北感。どうしたらいいのか。出口が見えなかった。
「ある日、先輩に言われたんです。『自分らしくやったらいい。他人は関係あらへん。自分を表現することが仕事や。それが会社への貢献につながる』って。そうか!確かに私は周囲を気にし過ぎていた。失敗が怖くて、自分がなくなっていたと」。
憑きものが消えた瞬間だった。自分には見守ってくれる仲間がいる。自分を信頼してくれているバイヤーさん、強力なサポーターが大勢いる。「復活?いえ、元々たいしたことのない自分に気づいただけですよ。だから負けても大丈夫やと、図々しくなりまして(笑)。今はまた、居酒屋業界のトップチェーンを担当することになって、しんどいですけどワクワクドキドキの日々です」。

一本一本の向こう側に、きっと笑顔の物語がある

営業の仕事。結果としての数字は大事だが、それだけじゃないと彼女は言う。「例えば売り場に立ってみると感じるんですね。サントリーの製品を選んでくれるお客様ひとりひとり、その向こう側になにがあるのか。今夜、あのプレミアムモルツで乾杯する相手は誰だろう。どんな話で盛り上がるのだろう。どんな時間を過ごすのだろう。笑顔でテーブルを囲む姿、優しい語らい、そんなシーンが製品の向こう側にあると思うと、嬉しくて、ついこちらも笑顔になります」。 サントリーの営業とは、製品を通して、お客様それぞれの人生の機微に立ち会い、喜びや夢、温もりを共有させてもらう仕事なのかも知れない。何千本、何万ケース、その一本一本、ひとつひとつの向こうに「しあわせな物語」がある。そう信じて彼女は営業最前線を歩んでいる。

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