2011年1月12日
#226 Doubles11 尾崎章×宮本啓希 『みんな仲良くしてくれるんで有難い』
「今日は僕が用意してきました!」とおもむろに尾崎選手がポケットの中から取り出したのは...
今日の対談をスムーズに進めるために、尾崎選手は昨夜寝る前にはたと思い立ち、「メモない?」と奥様からもらったメモ用紙をちぎって作り始めたという質問用紙。ぜんぶで10問。万全に準備された自作の質問の紙で、対談は完全に尾崎選手ペース。宮本選手に好きな番号を引いてもらい、尾崎選手がその紙を開け、書いてある質問を読んで、宮本選手が答えるというパターンで対談が進んだ。
◆「ちゃんとラグビーに向き合う」(宮本)
尾崎:これって普段あまり喋らない人同士だったじゃないですか?
—— 今回の組み合わせは、そういうことにこだわらず、面白そうということで決まりました
宮本:聞きました。今回は乗り越えたって(笑)。
尾崎:ただそういう組み合わせで、針谷さんとだけの応答になったら、「あいつら...」って話になるので(笑)。今回は僕が趣向を凝らして、トークテーマを紙に書いてきたので、これを軸に話しましょう。じゃあ、好きなの開けて。
宮本:じゃあ、10番いきまぁ~す。
尾崎:おっ!『日本代表』。俺はもうあれだけど、お前はまだ若いしさ、来年はワールドカップもあるし、お前がどう考えてるのかと思って。
宮本:僕がいま見えているのは、この府中のグラウンドで頑張ることだけなので、距離で言えば、まだむちゃくちゃ遠いなって感じです。ぜんぜん考えていないと言った方がいいかもしれないです。
尾崎:日本代表の試合を見ていてどう?バックスでここやったら行けるかなとか。
宮本:そういうのは全くないですけど、ちょっと難しいですね。
—— 今年を見ていると、去年のやんちゃさが消えて、落ちついているように見えるんですが、その辺りはどうですか?
宮本:自分でもそう思います。いま思えば、去年はやんちゃやったかな~って思いますね(苦笑)。
—— 何が大人になったんですか?
宮本:ちゃんとラグビーに向き合うというところが変わったと思います。子どもみたいな話になるんですけど、この間、性格診断をやって、僕の性格が「面白いことを優先してしまうタイプ」だったんです。その時に、去年の僕はホンマにそうやったな~って思いました。ラグビーあんねんけど...みたいなところがあったので、そこがいちばん変わったところですね。春からの絞り込みで体も変わって、動けるという自覚もあったし、試合に出ても去年と違うという認識があったので、根本のところが変わってきたなと思いましたね。
—— 新しい自分を発見している喜びみたいなものですか?
宮本:そうです!それでアホやったな~と思いましたね。
—— さすが、尾崎さん。いきなり深い話になりましたね
宮本:ありがとうございます!
◆「趣味は子どもと遊ぶこと」(尾崎)
尾崎:はい、じゃあ次行こう。
—— 尾崎さんは言わないんですか(笑)?
尾崎:僕は大丈夫です(笑)。歳も歳なんで、日本代表よりもサントリーで試合に出ることを考えてます。次、行こう。
宮本:じゃあ、ラッキーセブンで。
尾崎:『趣味』!
宮本:趣味かぁ~、ってこれ僕ばっか喋ってますけど(笑)。
尾崎:後で俺もめっちゃ喋るから大丈夫(笑)。
宮本:趣味は、休みの日は買い物ですね。
尾崎:昨日、代官山に行くって言ってたもんな。
宮本:代官山行ったんですよ。インナーを買うって決めいたんですけど、デッキシューズがあって、一回そのお店は出たんですけど、ずっと頭にあって、結局買っちゃいましたね。
—— インナー関係ないですよね?
宮本:あ、それはもうインナーを買い終わった後で、ブラブラしていた時です。代官山は静かだし雰囲気が良いですね。
尾崎:代官山のイメージにピッタリ合うもん。
宮本:ホントですか。ありがとうございます。
—— 尾崎さんに合う街はどこだと思いますか?
宮本:僕、こっち(東京)分かんないんですよね~。関西で言えば、河原町四条ですね。同志社(尾崎選手の出身大学)と言えば的なところがあるんで。
—— 尾崎さんの趣味は?
尾崎:子どもと遊ぶことです。
宮本:めちゃくちゃ可愛いですよね。目がクリックリですもんね。
尾崎:はい、大丈夫です。次、行きましょう。
宮本:早いっ(笑)。じゃあ、8番いきます。
◆「お風呂に行くと、お尻周りが軽く」(宮本)
尾崎:『試合のルーティン』は?例えば、靴ひもは右から結ぶとか、そういうのない?
宮本:最近始めたルーティンで、結構上手くいっていることがあって、試合の2日前と前の日には必ずお風呂に行くようにしています。2日前だと丘の湯(スーパー銭湯)で、サウナ入って交代浴すると、次の日の体が軽いんです。それで試合の前の日は、山さん(山岡俊)と元さん(元申騎)も行きはるんで一緒に連れて行ってもらって、交代浴だけすると、お尻周りが軽く感じるんです。この前の京都の時(近鉄戦)も、ホテルの周りに銭湯があったので行きました。あと、黒のビニールテープを巻くんですけど、絶対左手から巻きますね。黒のビニールテープは大学の時からです。尾崎さんは?
尾崎:特にない。お風呂入るとか言ってたから、俺もやってみようかなって。啓希って悪いプレーするイメージないし、参考にすればコンスタントにいい流れが作れるかなって思って。じゃあ、次行こう。
宮本:あれ、次行きます(笑)?じゃあ、2番で。
尾崎:『両親へ』。
宮本:うちのお父さんは静かな人で、静かに見守ってくれるので、ありがとうって感じです。母親が大阪のおばちゃんって感じで、よく電話するんで言うことないんですけど。
尾崎:ちゃんと言っとけよ。こういうので見るのと、電話で話すのとは違うからさ。
宮本:5歳でラグビーを始めて、20年くらいラグビーをやっているんですけど、お金かかったと思うので、まずありがとうですね。そこがいちばん大きいかなって思います。ラグビー観るのは楽しいって言ってくれるんで、嬉しいですね。これからもずっと元気に過ごして下さい、お母さんとお父さん。
—— 去年までの性格はお母さんの特徴が出ていて、今年からお父さんに変わったという感じですね
宮本:あ~、そうかもしれないっすね!去年までは、完璧にお母さんだったと思うんですよ(笑)。お父さんは、何も言わないんですけど、お母さんがガーーってなってると、「調子乗り過ぎだ」って、ポンと言うんですよ。それがドーンって来るので、ちょっとお父さん寄りになってきたのかもしれないです。尾崎さんは?
尾崎:俺の親はこういうの見ないから大丈夫。あ、僕の義理のお父さんが読むかもしれないので、今後ともご指導よろしくお願いします。また試合に来て下さい。よし、次行こう。
◆「仕事もラグビーも160%以上」(宮本)
宮本:じゃあ、3番で。
尾崎:『サントリー』。1年目考えてたことと今年とで、違うかなって思って。
宮本:まだ2年目で余裕はないですけど、やっとこのサントリー・スター軍団の雰囲気を掴み始めたかなって感じです。優しく絡んでもくれますし。
—— 優しく絡んでくるというのは、サントリーの特色ですか?
宮本:先輩が絡みにくいチームもあるとは思いますね。
尾崎:よくサントリーのカラーで挙げられるのが、オープンとか、陽気という部分ですよね。
—— 尾崎さんはサントリーに入って、慣れるまでどれくらいかかりました?
尾崎:慣れるというか、僕もそんなに慣れてる感じはないんですけど...
宮本:サントリーは先輩と日常的なコミュニケーションを取るという部分では、入っていきやすいと思いますね。尾崎さんは何年目ですか?
尾崎:9年目。
宮本:じゃあ、1年目と9年目で何か違いますか?
尾崎:毎年違うけど、みんなフレンドリーだし、いいと思うよ。俺、トークテーマ書いてきたけど、自分のこと考えて来なかったなぁ(笑)。
—— サントリー入って、結婚して、子供ができてという9年間でもありますよね?
尾崎:そうですね。
宮本:結婚して何が変わりました?
尾崎:いつも通りだね。変わったのは、奥さんがいて子どもがいることくらいかな。
宮本:サントリーはよくチームバーベキューやるじゃないですか。その時も、尾崎さんは子どもといちばん遊んでいるイメージがあります。
尾崎:お前も子どもが出来たらわかるよ。
—— いま何歳ですか?
尾崎:2歳と5ヶ月です。
宮本:可愛いっすねぇ。
尾崎:話が変わるけど、サントリーはチームもそうだけど、社内の雰囲気も良いよね。
宮本:僕の支店は西東京支店なんですけど、言い方を変えるとラグビー支店みたいな感じですね。府中に近いというのもあると思いますけど、色々な支店の中でも濃いと思います。
—— 試合前に会社で「頑張ってこい」とか声を掛けてくれることはあるんですか?
宮本:試合の2日前は終日離席とかになっているので、メンバー発表後に支店の人に会わないので、そういうのはないんですけど、グラウンド行くと西東京支店の人とよく会ったりしますね。西東京支店と赤坂支店の人とは良く会います。この前のSPIRITS OF SUNGOLIATHの西川の「仕事もラグビーも100%」ってあったじゃないですか?あれ支店に張り出されていましたからね(笑)。「仕事も100%って言うなら、もっとやれ」って言われていましたよ(笑)。
—— じゃあ、張り出されるようなコメントをどうぞ
宮本:僕は仕事もラグビーもホンマに160%以上でやっているつもりなので、張り出して下さい(笑)。
◆「菅藤心は凄かった、ラグビー一筋」(尾崎)
尾崎:よし、じゃあ次。
宮本:尾崎さん、もうちょっとあれですよね...。(と、言いながらトークテーマの紙を見ようとする)
尾崎:俺が見る、俺が見る。『よく行くお店』。飲食店でも服とかでも。
宮本:僕が関東に出てきて、最初にお店が、渋谷のセンター街の1本奥の道にラッツ・バーってお店があるんです。地下に入るお店なんですけど、知らずに入ったらサントリーのお店で、近くに行くことがあるとそこで飲んだりしますね。
尾崎:そこには誰と行くの?
宮本:会社の同期とかですね。尾崎さんは業務用されているんで、色んなお店を知っているんじゃないですか?
尾崎:俺はあまり深くは言えないけど、下落合にある丸石ってお店。はい、次。
宮本:4番行きます。今日はなんか質問が多いですね。充実してる感じですね。
尾崎:『座右の銘』とかある?
宮本:僕は特にないですね。雰囲気を楽しくしていたいというのはありますけど、座右の銘とかではないですね。こんな感じで大丈夫ですか?
尾崎:大丈夫。俺もない。次、行こう(笑)。『母校』について。高校と大学。
宮本:近々のことなんで出しとかなダメだと思いますね。同志社頑張って下さい。(リーグ戦7位で入替戦へ)これが掲載される頃には結果も出ていると思うんですけど、ビシッとAに残ってくれると思います。100周年だったんで、頑張ってほしいですね。
尾崎:大学の同期は誰?
宮本:NECの釜池真道ですね。スリランカセブンスでMVP取ったらしいです。あと近鉄の森田尚希、太田春樹ですね。神戸製鋼の植村始もそうです。結構トップリーガーいますね。
—— 当時の同志社大学は強かったですか?
宮本:僕らが入った時は強いって言われていましたけど、ぜんぜんダメでしたね。
尾崎:復活してほしいよね。
宮本:ぜひ同志社は復活してほしいですね。
宮本:僕の高校も負けちゃったんです。天理高校なんですけど、玲央(岸和田)の高校の御所工業に負けました。尾崎さんは?
尾崎:俺は長崎南山高校。平(浩二)と菅藤心と一緒です。僕が高校の時に菅藤三兄弟って言われていて、4人兄弟なんですけど、いちばん上のお兄ちゃんはラグビーをやっていなくて、僕の1つ上に圭さんがいて、僕と同じ学年に友さん(福岡サニックスブルース)で、2つ下に菅藤心がいましたね。菅藤心は本当に凄かったです。圭さんも友さんも凄かったですね。心は女の子にもモテたんですけど、ラグビー一筋で見向きもしない感じでした。それで僕は同志社に進んで、いま近鉄の大西将太郎とか、田中正純、あと神戸製鋼の林慶鎬とかと一緒でした。平尾さん二世と言われていた大西将太郎が引っ張ってくれていました。
宮本:僕が同志社に入った時に「楕円球の神様」っていうドキュメンタリーがあったんです。同志社を追いかけた番組だったんですけど、その時の尾崎さんはモヒカン的な髪形で、尾崎さんのアップがあって、その時相手チームのNo.8を思いっきり睨んでるんです。それが印象強すぎて、あれを前でやられたらヤバいなぁって思いました。
尾崎:あれは演技だからね。
—— そのイメージで実際に会ってみてどうでした?
宮本:その時まで会ったことがなくて、噂先行型でしたね。僕が「宜しくお願いします」って言ったら、「お~!」って言ってくれて、全然ちゃうって思いました。僕、ぜったい最初にバチーンいかれると思ってました。すいません。最初に雷落とされると思っていたら、「おぉ頑張れよっ」て感じで、「あ、ありがとうございます」って。
◆「音楽は、頭の中で流れている」(尾崎)
尾崎:よし、次に行こう。1番と5番はどっち?
宮本:じゃあ1番で。
尾崎:『宝物』はなにかある?
宮本:宝物はお母さんが、僕が東京に来て初めてくれた誕生日プレゼントで、数珠ですね。大きくて落ちてしまうんで、いまは付けていないですけど、タンスの中にしまっています。忍耐と努力の数珠らしく、それをもらってからは上手くいくことも多くて、自分の中で大事にしています。あと2月に車を買いまして。
尾崎:よっ!いつも黒光りしてるもんな。
宮本:けど、この間スッちゃったんですよ。だからテンション下がり気味です。尾崎さんの宝物は何ですか?
尾崎:娘と奥さん。と、みんな(笑)。僕と仲良くしてくれるんで。
宮本:(爆笑)。それは、僕もホンマそうです。本当に良い場所にいると思いますし、有難いと思っています。
尾崎:会社でも、何階の人か分からない人でも声掛けてくれるじゃん。あれで熱くなってしまうよね。
宮本:そんなに見てくれてんやって思います。
—— じゃあ、ラストいきますか?
宮本:5番ですね。
尾崎:『iPod、音楽』。
宮本:iPodにどんな音楽が入っているかってことですか?
尾崎:そうそうそう。いつも聴いてるやん?
宮本:僕はいつも曽我部さんに音楽を入れてもらっているんですけど、曽我部さんのリストに尾崎さん1、2、3ってありましたよ。
尾崎:俺も曽我部に入れてもらってる(笑)。
宮本:曽我部さんはいろんな音楽知ってはるし、いっぱい音楽あるんで、お願いしていますね。
尾崎:バックスはみんなおしゃれなんですけど、曽我部は特にだね。曽我部か宮本かってくらいおしゃれだね。
宮本:いやいやいや、ちょっと待って下さい(笑)。
尾崎:僕は曽我部のことをキングって呼んでます。
宮本:練習中も尾崎さんが「キング、ナーイス!」って言ってますね。
尾崎:曽我部に入れてもらった音楽を聴くと、いつもどこかでかかってる曲なんですよ。それで、この曲人気あるんだなって思って、曽我部のiPod見るともう入ってるんですよ。
宮本:もう押さえてるみたいな。
尾崎:曽我部様々です。どんな音楽を聴いてるの?
宮本:試合前だと、ずっと音楽を聴いてますね。最初は静かな音楽から聴いてます。
◆「しっかりボールキャリー」(宮本)
尾崎:俺はあんまり聞かないけど、頭の中で流れている感じ。じゃあ、三洋戦(12/11)でどんなプレーするか言っとけ。
宮本:三洋戦では、試合に出させてもらったら、しっかりボールキャリーをすることと、ディフェンスをしっかりやるってことの2つを特に頑張りたいですね。そこをしっかりやって、三洋に勝ちたいですね。
(以下、三洋戦後に特別対談)
宮本:三洋戦に出なかったので...。と、いうわけで。
尾崎:じゃあ、明治戦(12/13府中にて練習試合)にしよう。明治戦に向けて、どういうことを出そうと思って試合に臨んだ?
宮本:三洋戦に出られなかった分、いつもやることは変わらないんですが、しっかりとボールキャリーをすることと、ディフェンスをしっかりやることを意識してやりました。大学生が相手だったこともあり、まあまあの出来だったと思います。
尾崎:良い方向に流れを変えてくれたんで、良かったと思います。
(以下、再び元に戻って)
◆「何でかわかんないけど、ゾワーって」(宮本)
—— 同志社って試合前に歌って盛り上げるんですよね?その時に涙目とかになったりしていましたか?
宮本:あの時はヤバいんすよ。
尾崎:みんな馬鹿にしてるけど、あそこに行ったらヤバいよな。
宮本:もう何でか分かんないんですけど、ゾワーってします。
—— それは盛り上げ方が良かったりするんですか?
宮本:「Who are we?」はテンポも良いですね。
尾崎:またその時の年代によっても違うよね。
宮本:僕の時と尾崎さんの時とも違いますしね。
尾崎:言葉で言うと「Who are we ラララ 同志社 1,2,3」なんですけど、俺らの代は「Who are (we) 同志社 1,2,3 Who are (we) 同志社 1,2,3」みたいな、ウワーってなるんです。
宮本:まず最初にキャプテンが「同志社cheer」って言って、そこまウワーってなりますね。僕らの代はオーソドックスでした。
尾崎:直人さん(中村/元フォワードコーチ)の時は、「同志社cheer 1,2,3」の時に、マウスピースがポーンって飛んでったんです(笑)。直人さんらしいなぁって思いましたね。
宮本:同志社cheerで笑い取っちゃったんですね(笑)。
—— 次回はどうしますか?
宮本:ピーターがいくかって言ってましたね。ピーターと辻本にしたかったんですけど。
尾崎:それでいきましょう!
宮本:辻本は持ってるんですよ。ピーターも来いよ来いよって感じなんで大丈夫だと思います。けど通訳入らないといけないですね。
尾崎:辻本と野村でもいいけど。
宮本:ノムさんは真壁とやりましたね。あれが噂ではいちばん噛み合わなかったってヤツですよね(笑)。
尾崎:あいつのやつもう一回読もう(笑)。
宮本:ピーターだと難しいですかね?
尾崎:ピーターでいいんじゃない。
宮本:前にライアンもいっていたので、ピーターと辻本で。
(インタビュー&構成:針谷和昌/編集:五十嵐祐太郎)
[写真:長尾亜紀]