製品紹介 > ローヤル > 初代マスターブレンダー 鳥井信治郎「夢」の到達点 |
ローヤルは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作です。日本人が本当においしいと感じる味わいを求め続け、彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。人間が美しいと感じる造型が黄金の比率からできているよう に、ローヤルもまた「黄金比」のブレンドから生まれます。
サントリーの創業者である鳥井信治郎は、「大阪の鼻」と呼ばれるほどの鋭い感性を持ち、初代マスターブレンダーとしてさまざまなウイスキーをつくりだしてきました。信治郎の鼻については、サントリーの社史『やってみなはれ』に次のように記されています。
終戦直後、信治郎の家には進駐軍の将校が毎晩のように集まってきたが、信治郎は、彼等の持っている煙草の銘柄を、目をつぶって匂いをかいだだけで当てたという。
評判のよくなかったアメリカの罐入りビールを信治郎は必ずしも悪く言わなかった。香りが良いと言う。「きき酒コンクール」では、いつでも同席する人たちを圧倒した。
「ええ匂いいうもんは、やっぱりウンコの匂いが入ってんとあかんのや」
と言っていた。香料界ではひとつの常識になっているようだが、こんなことも信治郎は自分で発見していた。嗅ぎあてた。
丁稚時代から調合の訓練をしていたといっても、やはり「大将の鼻」は偉大であった。
(山口瞳『やってみなはれ』戦前編)
「舶来ものに負けない国産ウイスキーを」…この志に貫かれた鳥井信治郎の夢の到達点、「サントリーローヤル」は、信治郎の鼻が生んだ最後の、そして最高の作品です。
ローヤルは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作です。日本人が本当においしいと感 じる味わいを求め続け、彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。人間が美しいと感じる造型が黄金の比率からできているよう に、ローヤルもまた「黄金比」のブレンドから生まれます。