地理的表示が世界的に認められた産地呼称焼酎「壱岐焼酎」。
ここ麦焼酎発祥の島、 古き歴史ロマンの國に、いま新しき美味の1ページが加えられました。
壱岐は138平方キロの島で、田畑に恵まれた穀倉地帯であり長崎県でも屈指の米どころですが、 すでに江戸時代中期をには各戸で麦焼酎がつくられていたと言われています。
江戸時代ここを領有していた平戸藩では開墾を奨励し、畑地も一定の比率で米のとれる田に換算され 年貢は米で納めることを建前としていました。例えば米一斗にたいし麦なら一斗五升も納めなければならなかったので、農民は米を食べずに貢租にあて、麦を常食にしていたといいます。そして、余った麦で麦焼酎をつくっていたようです。