アニメキャラクターが楽しく解説さあ、バーに行こう!

#バー入門

2024.03.29

バーって難しそう、敷居が高そう…。そんな不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか? 「ホテル・カーディナル」の営業企画の若手社員・樋口由香利さんもそんな「バー初心者」のひとり。おや、先輩の来島美和さんに、バーのことでなにやら相談があるみたいですよ…。

由香利
由香利:先輩! わたし、ひとりでバーに行けるようになりたいです!
美和
美和:由香利ちゃん、どうしたの急に?
由香利
由香利:神嶋部長に「バーにひとりで行けるようならないと、とても一人前とは言えんな」って言われちゃって…。佐々倉さんの「イーデンホール」にはひとりで行ったことがあるんですけど、先輩に連れて行っていただいたことがあるからですし…。で、今度バーを探して、ひとりで行ってみようと思うんですけど、やっぱり不安で…。先輩、なにかアドバイスください!
美和
美和:なるほど。ほかでもない由香利ちゃんのお願いとあれば、一肌脱がないわけにはいかないわね。まかせて!

まずは「オーセンティックバー」に行ってみよう

美和
美和:やっぱりバーといえば「オーセンティックバー」ね。まずはここからはじめるといいんじゃないかな。

「オーセンティック」とは、「本物の」「伝統的な」という意味。カウンターがあり、お酒の知識と確かな技術を持ったバーテンダーがいる静かで落ち着いた雰囲気のバーを「オーセンティックバー」といいます。多くの人が「バー」という言葉を聞いたときに思い浮かぶのが、この「オーセンティックバー」なのではないでしょうか。

由香利
由香利:それはそうですけど、お店選びに困っちゃいますよね。
美和
美和:誰かに教えてもらうのもいいけれど、「自分のバー」を探すのもいいよね。まずは雑誌やネットで下調べしたらどうかな?職場や自宅の近くで、自分に合いそうなバーを見つけて「いきつけ」にできたら楽しいよ。

バーの情報はグルメ検索サイトなどでも調べることができますが、日本最大級のバー専門検索サイト「BAR-NAVI」(https://bar-navi.suntory.co.jp/)では、地域やバータイプでの検索はもちろん「オシャレな」「落ち着く」といった「雰囲気」での検索もでき、気分や目的にあうバーを探すのに便利です。

由香利
由香利:なるほどなるほど…。あ、私の家の近くにもいい店がありそうです! バーって、いろんな場所にあるんですね!

実は初心者にやさしい「ホテルバー」

美和
美和:あと、ホテルバーもけっこうおススメ。たいていのホテルバーは空間が広くて入りやすいし、眺めがよかったりもするから楽しく時間が過ごせたりするわ。必ずメニューがあるのも、初心者にはありがたいよね。
由香利
由香利:確かに。そっか、はじめてのバーとして、ホテルバーもアリ、なんですね!

これだけ知っておけば大丈夫! はじめてのバー訪問

由香利
由香利:予約とかってしたほうがいいんですか?
美和
美和:お店にもよるけど、予約を受けていないバーも多いの。でも、せっかく行って満席だと残念だから、事前に電話で確認を入れておくとスムーズかもしれないわね。
由香利
由香利:なにを着ていったらいいのか、迷っちゃうんですよね…。
美和
美和:たいていのバーにはドレスコードはないわ。多くのオーセンティックバーでは、短パン、サンダル履きなどを避けておけば大丈夫。あと、強すぎる香水はお酒の香りがわからなくなってしまうから、使わないほうがいいわね。何回か通ううちに、そのバーの雰囲気にあった、自分らしい服装がわかってくるんじゃないかな。
由香利
由香利:どれくらいの予算をイメージしておけばいいんですか?
美和
美和:そうね、店にもよるけど「チャージ」と呼ばれる席料に、2杯くらい飲んだとして、3,000円から8,000円くらいが相場かな。でも、検索サイトには予算が掲載されているところも多いから、事前に調べておくと安心ね。

バーは、自分らしく自由に楽しめる場所

由香利
由香利:最初の一杯、いつも迷っちゃうんです。いつも部長や先輩に決めてもらってて…。
美和
美和:もちろん、決まりはないのよ。でも最初のうちは自分なりの「決め」をつくっておくのもいいかも。
由香利
由香利:「決め」ですか?
美和
美和:たとえば「ジントニック」とか「マルガリータ」とか、基本的なカクテルの中から好みのものを選んでおいて、それを頼むようにするの。注文で迷うこともないし、バーごとの味の違いを楽しむこともできる。
由香利
由香利:確かに。
美和
美和:二杯目は、同じジンベースのカクテルに、とか、一杯目よりも甘いカクテルがいいな、とか、一杯目を足がかりにその日の気分やバーテンダーのおすすめで選んでいけばいいわ。
由香利
由香利:なるほど! それ、いいですね。……あと、もうひとつ…。 ひとりでどうやって過ごせばいいですか? 時間を持て余しちゃいそう…。
美和
美和:「大声を出さない」、「酔いすぎない」、「長居しない」、「ほかのお客さんにむやみに声をかけない」といった最低限のマナーを守っていれば、バーではどう過ごすのも自由。でも確かに、ひとりは難しいよね。そんなときは失礼にならない程度にまわりの人を観察してみると参考になるかも。
由香利
由香利:観察、ですか?
美和
美和:そう、観察。静かにお酒を楽しんでいる人もいるし、店の内装や、並べられているお酒の瓶を眺めている人、バーテンダーの所作を観察している人もいる。もちろん、仕事のじゃまにならない程度なら、バーテンダーと話をするのもいい。自分なりの過ごしかたを見つけるのも、バーの楽しみのひとつかもね。
由香利
由香利:なるほど…。なんかバーって意外と「自由」なんですね。
美和
美和:そう! 自分の楽しみ方を、自分で自由につくることができる、気軽に始めることができて、奥が深い世界ともいえるわ。はじめのうちは少しの「決まり」を覚えておいて、それから自分なりに、自由に楽しめばいいのよ。
由香利
由香利:わかりました! さっそく今夜、ひとりでバーに行ってきます!
美和
美和:うん、楽しんできてね!

樋口さん、バーに対する疑問や不安が解消されて、バー訪問を楽しむことができそうです。みなさんも樋口さんのように、バーの世界に飛び込んで、自由に楽しんでみてはいかがでしょうか?