川岸の気候と土壌が生んだ
どっしりとしたワイン
スペインを代表する
高級赤ワインの産地から
マドリードから北へ150kmに位置するリベラ・デル・ドゥエロ。1982年にD.O.に認定されました。リベラはスペイン語で「川岸」の意味。その名のとおりドゥエロ河の川岸に広がる、ワインの名産地です。大陸性気候の影響を強く受け、冬は凍てつくような厳しい寒さになりますが、ぶどうの生育期間である夏の間は、暑く乾燥した天気が続き、病害にあうこともないため完熟した素晴らしい品質のワインが産出されます。「バルデュボン」は1997年にこの地で創設されました。ワインメーカー、ハビエル アラドロは、曾祖父の代からワインづくりを続けてきた家系の一員。最新の醸造技術を駆使しながらワインづくりを行なっています。
希少性のある高品質なワインづくり
リベラ・デル・ドゥエロの栽培地の平均海抜は700〜850mとヨーロッパの中でも高地にあります。夏は40℃超え、冬はマイナス10℃にもなります。昼夜の寒暖差も20℃以上におよぶ厳しい気候です。日中、強い日射を受けたぶどうは、夜の涼しさで凝縮度を増すことになります。土壌は白亜質の石灰岩を中心に、河のそばでは沖積土の砂質が多くなります。このテロワールが、濃厚な色合い、深みのあるアロマ、しっかりとした骨組み、豊かな果実味とそれをなめらかに感じさせる酸味など、複雑で凝縮されたリベラ・デル・ドゥエロの赤ワインのスタイルを生みだすもととなっています。その中でも「バルデュボン」は、フレンチオークの大樽とステンレスタンクを併用した発酵など、つくりにこだわり「希少性のある高品質なワイン」を目指しているのです。
ワインメーカー:ハビエル アラドロ
目指したのは、畑の特長を表現したワイン。異なる畑のエリアのぶどうを選び、ワインの種類に応じて、最新の醸造技術を取り入れています。たとえば、コイノキュレーション。アルコール発酵とマロラクティック発酵を同時に行なうシステムで、酸味をまろやかに仕上げることができます。樽にもこだわり、アメリカンオーク、フレンチオークの3年未満の樽のみ使用。毎年300〜500樽を入れ替えています。ワイナリーでは品質にこだわり、食事と合わせることを常に意識したワインづくりを行なっています。バランスのとれたタンニンと酸の飲みやすいワインです。さまざまなお料理とお愉しみください。
バルデュボン
テンプラニーリョ
アメリカンチェリーのような濃く、深みを持った赤色。香りもベリー系、アメリカンチェリーやブルーベリーを連想させます。スパイス類や乳製品をイメージさせる香りも、少しあります。果実味あふれるアタックで、果実の凝縮による甘さ感。キメの細かいタンニンと、ほどよいボディのワインです。
- D.O. Ribera del Duero(D.O. リベラ・デル・ドゥエロ)
- ぶどう品種 テンプラニーリョ
- 750ml
バルデュボン
ロブレ
濃く深みを持った紫色。香り豊かで、ブルーベリーやブラックチェリーを思わせる香りとそれをコンポートしたような香りに、アメリカンオークとフレンチオーク由来の甘いバニラやココナッツを連想させる香りもあります。酸のバランスがよい、骨格のしっかりしたワインです。
<樽熟成4ヶ月>
- D.O. Ribera del Duero(D.O. リベラ・デル・ドゥエロ)
- ぶどう品種 テンプラニーリョ
- 750ml
バルデュボン
クリアンサ
濃く深みを持った紫色。熟成による華やかさが出ています。香りの量は多く、ブラックチェリーやブルーベリーを思わせる香りにハーブのニュアンスなどもあります。空気にふれさせるとラムレーズンのような甘く複雑な香りが立ち、口にいれると、柔らかで熟成感と力強さがあり、ニュアンスに富んだワインです。
<樽熟成12ヶ月>
- D.O. Ribera del Duero(D.O. リベラ・デル・ドゥエロ)
- ぶどう品種 テンプラニーリョ
- 750ml