プレーンな「ブリヤ サヴァラン アフィネ」は優しい口溶けながらリッチな味わいで、「スパークリングから赤ワインまで、様々なタイプのワインに寄り添う」と言われています。ですが今回はトリュフ風味。独特と言われるこの香りが最大限に発揮される相手を探すのは難解かとの心配もありましたが、そんな中、文句なしで選ばれたのが、とっておきのシャンパン「ローラン・ペリエ ブリュットL・P」です。　
　
1812年創業のローラン・ペリエは、「自然を尊重しワインを尊重する、品質を追求する、そしてローラン・ペリエに関わる全ての人を大切にする」そんな信条を貫きながら、独創性のある自由な精神によって創造性あふれる数々のシャンパンを生み出してきました。オリジナリティあふれる商品ラインナップの中で、この「ブリュット L・P」はローラン・ペリエ社のメゾンスタイル「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」を体現する、メゾンの顔とも言えるシャンパンです。厳選されたシャルドネを約50％という高い割合で使用。巧みなアッサンブラージュ技術により驚くほど軽やかでフレッシュに仕上げられています。そしてこの味わい、スタイルを作り出すために、法的には18ヶ月の熟成で良いところを最低3年間熟成させています。
　淡いイエローゴールドの色合い。きめ細かく繊細な泡は長く糸をひくように上がっていきます。柑橘類と白い花のような香りが絡み合うデリケートな香りの中に、ドライフルーツやナッツを思わせる香ばしさ、円熟した芳醇さが感じられます。チーズの純白の白カビにローラン・ペリエがきらきらと輝き、それだけでまず心が踊ってしまいます。口に含むと、舌の上でトロリととろける「ブリヤ サヴァラン」の上でシュワシュワっとした泡が弾け出します。「ローラン・ペリエ ブリュットL・P」のフレッシュで軽い口当たりはクリーム分豊かな「ブリヤ サヴァラン」を軽やかに感じさせてくれ、またシャンパンの熟成感から来るコクによりチーズは一層深みを増していきます。トリュフの妖艶な香りとシャンパンの蜂蜜のような凝縮した香りがいっぱいに広がり、なんとも贅沢な余韻に浸れるゴージャスなマリアージュです。

　もう一つおすすめしたいのが、創業1731年以来、ブルゴーニュワインの伝統を担ってきた名門「ブシャール ペール エ フィス」社の「ブルゴーニュ シャルドネ“ラ ヴィニェ”」です。コート・ドールとコート・シャロネーズ産のシャルドネを100％使用。華やかなブーケと柑橘系やリンゴのような香味が感じられ、本場ブルゴーニュのシャルドネの典型といえるワインです。洗練されたシャルドネのなめらかな舌触りが、「ブリヤ サヴァラン」のクリーミーさにピッタリ。トリュフのキノコ香とシャルドネの上品な樽香が自然と重なり合い、トリュフのほっこりとした味わいを、ワインの穏やかな味わいが包み込んでくれます。ワインもチーズも落ち着いて堪能できる、同郷ならではの安定感ある組み合わせです。

2013年も残りわずか。今年一年頑張った自分へのご褒美として、最高の贅沢をプレゼントしてはいかがでしょうか。美味しい時を味わったら、来る年への希望までもが、きっと見えてきますよ！