今回のテイスティング会では少し熟成が進んだ「サヴール・デュ・マキ」を試食し、ワインをセレクトしました。
メンバーいちおしのワインに選ばれたのはフランス カステル社のセパージュワインシリーズ「ファミーユ カステル カベルネ・ソーヴィニヨン」です。フランス ボルドーに本拠地をもつカステル社は、フランス高級格付けワイン「バロン ド レスタック」や、テーブルワイン「ヴュー・パープ」など、強力なブランドを世界中で販売するグローバルなワインメーカーです。このシリーズは、南フランスのラングドック・ルーション地方のブドウでつくられます。南フランスのブドウならではのふくらみのある果実のエレガンスな味わいとアルコールのボリューム感が楽しめます。
色調は縁に少し紫がかったやや濃いガーネット色。香りは華やかで、陽射しを浴びて良く熟した凝縮したブラックベリーのようです。また、ハーブやスパイスを連想させるカベルネ・ソーヴィニヨンならではの複雑な香りも楽しめます。口に入れるとタンニンが柔らかでエレガントです。そしてまろやかななかにもしっかりとした骨格が感じられます。
テイスティングが始まるとメンバーからはコメントが次々と挙がりました。
「チーズのクリーミーさ、ミルキーさがワインと合わせることでパワーアップした印象があるね。」
「ワインを飲んだらチーズが欲しくなり、チーズを口にしたらワインが欲しくなる、やめられないマリアージュ!」
「ローズマリー風味をまとったお肉を食べる感覚でチーズを口にすると、ワインと出会うことでデザートに変わったように感じるね。変化がとてもおもしろい!」
マリアージュによって得られる+αの風味がとても気に入った様子でした。
2番目のおすすめとして選ばれたのは「ロス ヴァスコス グランド レゼルブ」。シャトーラフィットが手掛け、いまや南米チリを代表するワインです。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にシラー、カルメネール、マルベックの混醸で造られます。複雑なワインと余韻の長さが特長的で、ブラックチェリー、カシス(カベルネ・ソーヴィニヨン)、イチゴ(マルベック)、ラズベリー(シラー)、そしてプラム、ローリエの葉、ブラックペッパー(カルメネール)を連想させる要素を含んでいます。
テイスティングすると、
「ワインの果実の風味がチーズを包み込んでくれますね。」
「そうそう、これだとチーズのハーブの風味も程よく感じられる。」
「ワインと合わせると羊乳のコクや風味が一気に増してきます。」
「奥行きが出るとも言える」
と声が挙がり、いちおしの「ファミーユ カステル カベルネ・ソーヴィニヨン」と人気を二分しました。
今回、ご紹介したおすすめの赤ワイン2つとも、「サヴール・デュ・マキ」のハーブの風味だけでなく、チーズのもつ羊のミルクの風味を活かし、チーズとワインの双方が引き立ったことが決め手となり選ばれました。
ぜひ憧れの「イル・デ・ボーテ」コルシカ島産のチーズと赤ワインで、一足早いヴァカンス気分を楽しんでください。