今回の100回記念のチーズローヴタンに合わせるワインは何にしようかとマリアージュメンバーは、用意されたワインのテイスティングを進めていくうちに、テーブルのあちらこちらから、
「ローヴタンの香りが素直に引き出されて心地よい」
「シャンパーニュの口どけにしっとり気味のローヴタンのテクスチャーが合う」
「タイムの風味がシャンパーニュの泡立ちによってさらに華やかに香る」
などなど、コメントが飛び交ったのがシャンパーニュ「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」でした。まさに100回記念にふさわしく、華を添えてくれることになりました。
ローラン・ペリエのメゾンのスタイルとは「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」。フレッシュネスを追い求めながらシャンパンを造り続け、初めてシャンパーニュ地方でステンレスタンクを使用したのがローラン・ペリエ社です。また「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」を実現するため、ローラン・ペリエではシャルドネにこだわっています。 今回ご紹介する「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」はシャルドネ50%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ15%とシャルドネを主体に造られます。通常のノンヴィンテージ シャンパンの平均使用率の約2倍にも相当します。熟成期間は約36ヶ月。これは法定熟成期間の倍以上の長さです。 ドサージュ(加糖)は控えめで、バランスと自然のフレッシュさを保つようにしています。
外観は澄んだ明るいゴールドの色調、細かく線を引くような泡立ちが長く持続します。柑橘類と白い花を思わせる香りが程よく絡み合い、フレッシュながらもデリケートな印象です。
ほんの少し炒ったアーモンドやパングリエ(パンの焦げた)を連想させる香りが絡み合います。味わいは「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」を追い求めている、ローラン・ペリエスタイルをまさに体現しているかのようです。
さぁ、「ローヴタン」と「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」をあわせてみましょう。「ローヴタン」の山羊チーズの爽やかな印象と「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」のフレッシュさが同調します。きめ細やかな泡立ちによって「ローヴタン」のハーブの香りが引き出されてよりアロマティックになり、より豊かな風味にさえ感じます。ほんのりと香るアーモンドやパングリエを思わせる香りが、チーズのアクセントとなり、コクをもたらしてくれます。
「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」のブランドを象徴するアイコンとしては、白いチューリップが使用されます。花つぼみのような愛らしい形の「ローヴタン」と「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」が出会うことで、香りの花がさらに開くような印象のマリアージュとなりました。
「フレッシュで」「エレガント」「バランスの良い」味わいの「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」はアペリティフに最適といわれます。是非バカンス気分で夏の休日にテラスで食前に「ローヴタン」と合わせて召し上がってはいかがでしょう。
もう1つおすすめのワインはマリアージュメンバーから、
「日常的に気軽に楽しんでいただきたい白ワインを選びたい」
ということで チリ産の白ワイン「サンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン レセルヴァ」 が選ばれました。
1875年チリで創設されたサンタ カロリーナ社。ワイナリー名は創設者ルイス ペレイラ氏の夫人の名前に由来します。2005年から品質の革新に向け大型投資を進めていきました。レセルヴァシリーズは、チリの銘醸地レイダ・ヴァレーの葡萄を100%使った逸品で、ソーヴィニヨン・ブラン種の特有のハーブや柑橘類の爽やかで上品な香りが魅力的です。口当たりもフレッシュでフルーティーな上品な心地よい辛口の白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブランのハーブの香りは今回の「ローヴタン」のもつハーブの香りと同調し、爽やかで軽やかな組み合わせとなりました。サラダやスモークサーモン、白身のお刺身を添えた「ローヴタン」と、きりりと冷えた「サンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン レセルヴァ」を組み合わせて、今年の暑い夏を涼やかに楽しむのも良いでしょう。
100回記念の今回は、ちょうど旬を迎えた南仏の「ローヴタン」をご紹介しました。
夏の休日には是非、シャンパーニュと華やかに楽しんでみてください。また、今日は暑かったな~という日常のひとときには、爽やかにチリの白ワインで癒されるのも良いでしょう。どちらもおすすめのマリアージュです。