ワインと合わせるなら35日熟成の「ブルー・ムワルー」。表面はうっすらとカビに覆われてグレーがかっています。ホクホクとしてシャヴィニョル村では一番人気を誇っています。もちろん、同郷のサンセールと合わせるのが無難なところですが、今回のテースティングで赤も合うということが判明しました。産地が案外近いという理由もあるかもしれませんが、ボジョレーと合わせると、よりやわらかく、ふんわりとした優しい味わいになりました。
産地が異なる「ソーヴィニヨン・ブラン」も数種試してみました。爽やかさがシェーヴルにはぴったりのはずですが、山羊臭さが強調されてしまう組み合わせもあって、思いのほか難航しました。しかし、カリフォルニアの「レッドウッド クリーク ソーヴィニヨン・ブラン」は、双方が美味しくなるマリアージュ。素直な美味しさが満喫できました。