今回のレシピは、カノンパンナークン(タイ風海老乗せ揚げパン)です。カノンパンは、パンのことで、ナーが乗せる、という意味でも使う言葉で、クンは、トム ヤム クンのクンで海老ですから、海老乗せパンです。料理名には揚げるという言葉は入っていませんが、普通は揚げて提供されます。カノンパンナークンをネットで調べると、海老を摺り身にしてから食パンに塗って揚げたレシピが多く出てくると思いますが、今回は芝海老を1匹殻ごと、頭付きで乗せました。パンは全粒粉のミニバゲットを薄く切って使いました。バゲットの厚さは7mmくらいが丁度良いと思います。芝海老は、みじん切りしたニンニクとナンプラー、白こしょうをまぶして下味を付けておきます。卵白1個分に、片栗粉大さじ1と塩を一つまみ入れて軽く泡立てて芝海老をくぐらせて乗せると、それだけで揚げる時に剥がれません。タイ甘酢ソースは、砂糖と酢の比率は2:1が基本です。酢と砂糖と塩少々をいれてとろみが付くまで熱します。甘さ加減は、お好みで調整してください。
さて、このカノンパンナークンにティスティングメンバーが選んだイチオシワインはボッリチーニ スパークリング ロゼでした。アメリカの缶ワイン市場は急激に伸びてきています。2014年に3憶円だった市場が2019年では36億円にまで成長しました。この間の年平均伸長率は、何と64%以上なのです。2019年7月にはカリフォルニアで、缶ワインだけのコンペティション「2019 International Canned Wine Competition」が開催されるまでになりました。缶ワインは、まさに急成長分野なのです。ボッリチーニは、世界のスパークリングワイン市場を牽引するワイン会社「ヘンケル・フレシネ社」が手がける本格スパークリングワインです。簡便な炭酸ガス注入法を採用する缶のスパークリングワインが多い中、ボッリチーニは、美味しさに拘って、タンクの中で二次発酵を行う「シャルマ法」でつくられます。ボッリチーニはアメリカ国内輸入缶スパークリングワイン販売金額 No.1※なんですよ。
出来上がったカノンパンナークンからは、海老が焦げた時の、良い香りが立ち昇ります。
「高級海老煎の香りですね」
「カリカリのバゲットの食感がたまりませんね」
「そうそう、このパリパリサクサクした感じとボッリチーニの泡のシュワシュワした感じが、とても気持ち良いですね」
「揚げられる事で、海老の素直な甘みが強調されます」
「ボッリチーニのロゼの味わいは、やや辛口なので、その芝海老の自然な甘みを、上手く引き立てていますね」
「芝海老を丸ごと乗せていますから、頭の方には味噌が一杯つまっています。頭側を噛むとその味噌の旨みが口一杯に広がるんです。尾っぽの方だとボッリチーニの白もかなり美味しいのですが、頭の方だと断然ロゼが美味しいですね」
「甘酢を付けると、ロゼとの相性の良さが、更に光りますね」
「ぶどう品種は何なのですか?」
「白はトレッビアーノとフランスではピノ・ブランと呼ばれるピノ・ビアンコ、シャルドネとグレーラ。ロゼはトレッビアーノ、フランスではピノ・ノワールと呼ばれるピノ・ネロとランブルスコです」
「しかし、ソムリエナイフもグラスも要らないから楽ですよね」
「ルックスが良いのも、『映え』を重視する若者に人気の秘訣ですね」
「グランピングやベランピングに持っていったら格好良いですね」
「食卓のテーブルでも映えると思います」
皆様も一度カノンパンナークンにトライしてみてください。そしてボッリチーニ スパークリング ロゼとの抜群の相性をお楽しみください。
※Nielsen data 52week アメリカ国内販売金額 期間2019年10月7日~2020年10月3日