この料理に合うワイン

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1st

マテウス ロゼ

マテウス
ロゼ

ポルトガル
ぶどう品種 バーガ、ルフェテ、ティンタ・バロカ、トゥリガ・フランカ

今回のレシピはフレッシュトマトとバジルのスープです。食欲のわかないときなどでも、この野菜たっぷりのトマトとバジルのスープだったら爽やかに食べることができそうです。今回はフレッシュトマトとバジルで作りましたが、きゅうりや白瓜を主体にしたり、いろいろアレンジすることも可能です。冷蔵庫で冷やし込む時間は必要ですが、作る工程そのものは簡単です。また、作った翌日のほうが味が馴染んで更に美味しくなりますので忙しい日の前日に予め仕込んでおくと、とても素敵な一品になります。
このフレッシュトマトとバジルのスープにテイスティングメンバーが選んだイチオシワインはマテウス ロゼでした。マテウス ロゼは世界120カ国以上で楽しまれているベストセラーワインです。サントリーが輸入を開始したのは1973年、今から40年以上前のことです。美しいロゼカラーのワインで、ソグラペ社作成のキャッチフレーズではコーラル ピンク=珊瑚ピンクと名付けていました。使われているぶどう品種はバーガ、ルフェテ、ティンタ・バロカ、トゥリガ・フランカなどポルトガルの地場品種です。
マリアージュ実験の準備でマテウス ロゼを注いでいるときにメンバーから、「マテウス ロゼですか!懐かしいですね!!」と、声が上がりました。「懐かしのブランドではありますが、同じワインとは思えないくらいルックスは変りましたね、すごくモダンになりました」
販売数量もデザインと瓶の色が変更になってから急上昇したようです。
赤いベリーを思わせる香りが豊かで、味わいも以前より甘さを控えめにしてあります。
フレッシュトマトとバジルのスープとあわせるとトマトの旨み、コクが強調されます。ベーコンの燻された香りも、より強まる気がします。
「ベーコンの脂とロゼのタンニンが良く合っていますね」
「スープの色とマテウスの色がぴったりです」
「お昼ご飯とかに、この冷たいスープとマテウスを合わせれば最高でしょうね!」
「流石、ベストセラーロゼの実力です」
「マテウスだけでポルトガルのワイン輸出量の40%にもなるんだそうですよ」
マテウス ロゼと冷たいスープの素敵なマッチングを発見したマリアージュ実験でした。
 

2位に選ばれたのはイタリアのスプマンテヴィッラ サンディ プロセッコ DOC トレヴィーゾ “イル フレスコ”です。プロセッコはもともと、ぶどう品種の名前でしたが、「ある日突然」にみえるくらい唐突に原産地呼称の名前に変更されました。この変更の背景には世界的なプロセッコブームがありました。ドイツ、アメリカ、イギリスなどの国々でプロセッコの人気が高まり、本家本元であるイタリアのプロセッコの輸出が年々増加していきました。そのプロセッコブームにあやかろうと、イタリア以外でのプロセッコ種の栽培が広がり、イタリアの原産地呼称ではない南米産のプロセッコがいくつも登場したのです。プロセッコが品種の名前であるかぎり、その名前の使用は止めようがありません。他国産のプロセッコの増加のペースが高まるのをみて、イタリアはこの変更を実施しました。そして、もともとプロセッコと呼ばれていたぶどう品種はグレーラという名前に変更されたのです。グレーラは青リンゴを思わせるような香りや、花を連想させる香りが豊かで「EUの香りつき品種」に認定されています。ヴィッラ サンディのトレヴィーゾ “イル フレスコ”は品種特性そのままのフレッシュな香りの辛口です。フレッシュトマトとバジルのスープと合わせると軽やか爽やか同士の、ぴったりマッチでした。

2nd

ヴィッラ サンディ プロセッコ DOC トレヴィーゾ “イル フレスコ”

ヴィッラ サンディ
プロセッコ DOC トレヴィーゾ “イル フレスコ”

イタリア
ぶどう品種 グレーラ

3位に選ばれたのもイタリアワインのビービー グラーツ カザマッタ ロッソでした。このワインは芸術家一家のビービー グラーツが100% サンジョヴェーゼで醸した軽やかな飲み口の赤ワインです。トマトとの相性の良さもさることながら、ベーコンの旨みを特に強調する方向にマリアージュしました。ニンニクとの相性も非常に良く、濃厚で冷たいスープの厚みと程良いボリューム感の赤が居心地よいコンビネーションになっていました。普通のコース料理ではスープのところでワインは合わせませんが、冷たくて濃さのあるスープなので冷製の前菜の位置づけでワインとの相性を見ていきました。

3rd

ビービー グラーツ カザマッタ ロッソ<br>※終売しました

ビービー グラーツ
カザマッタ ロッソ
※終売しました

イタリア
ぶどう品種 サンジョヴェーゼ

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