この料理に合うワイン

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1st

フレシネ ミーア (赤)

フレシネ ミーア
(赤)

スペイン
ぶどう品種 テンプラニーリョ

ポークビーンズは英語で書くとPork and beans、アメリカの伝統的な料理です。歴史をひも解くと、1860年代の南北戦争当時のアメリカ陸軍の食事として缶詰で支給されたのが始まり、と、あります。まさに、歴史的な食べ物ですね。皆さんが、ポークビーンズと聞いて、思い浮かべる「ポークビーンズを食べている絵」は何ですか?私は、西部の荒野でカウボーイが野宿をしていて、焚き火に直接、缶を乗せて温めて食べている絵です。オフィスでこの話題になった時に、ひとりの帰国子女が「私は刑事コロンボかな、ベイクドビーンズと言えば・・・・」と発言。すかさずもうひとりの帰国子女が「え?ポークビーンズとベイクドビーンズって別の食べ物じゃないの??」
調べてみると、ベイクドビーンズは豆を煮た料理、バリエーションはいろいろあるが、基本、豆と豚肉を煮たもの、シロップを入れることが多い、と記されています。一方、ポークビーンズは、豆と豚肉を煮た料理、豚肉は探さないと見つからないくらいしか入っていない事が多い、ベーコンで作られることもある、トマトベースの事が多いとあります。
「似た料理だねぇ」と話していると、ひとりが、ネットショッピングでベイクドビーンズを検索するとポークビーンズがヒットする事を発見しました。「なんだ、一緒かぁ・・・」と、なりかけた時に、もうひとりがVan Camp'sのhpのトップの写真にポークビーンズとベイクドビーンズが並んで写っているのを発見しました。
「同じ会社が両方作っている、と、言う事は・・・・・・別の料理だったんだ!」
Van Camp'sは1861年創業、米軍御用達の由緒正しい缶詰会社です。
でも、ラベルを見比べると、ほぼそっくりの外見です。良く見るとベイクドビーンズはベーコンとブラウンシュガーとあります。「ベイクドビーンズも肉は入っているんですねぇ・・・・」
ポークビーンズのほうはトマトソース。とあります。しかも、ラベルには豚肉は見当たりません・・・・「色の濃さはちょっと違うけど、なんか、似てるよね・・・・・・」一旦解決したかのように見えて、謎は深まるばかりです。
さて、今日のポークビーンズは、ワインスクエア流のワインに良く合うポークビーンズです。本場の「探さないと見つからない豚肉」なんて事はない、豚ばら肉と厚切りベーコンがたっぷり入ったポークビーンズです。盛り付けられたポークビーンズから、トマトとベーコンの香りが上がってきます。食欲をそそる良い香りです。
この絶品ポークビーンズにテイスティングメンバーが選んだイチオシワインはフレシネ ミーア 赤でした。 このワインはスペインを代表する黒ブドウ品種、テンプラニーリョ100%で醸されています。深みのあるチェリーやプラムを思わせる豊かな香りと濃厚な果実味が特長です。樽熟成をしないで、熟した果実の魅力そのままの、ふくよかで柔らかみのあるワインです。畑で収穫したてのブドウをかじった瑞々しさを表現するために、赤ワインながら、あえて、残糖を残しています。その甘さとポークビーンズの甘みのある味わいが、丁度、居心地の良いバランスになっていました。

2位もスペインワインです。リオハは長らく、スペイン最上級ランクであるD.O.Caの唯一の存在でした。(2009年にプリオラートが昇格するまで)
1863年フランスに侵入したフィロキセラがフランスのワイン産業を壊滅させた時にフランスワインの代打として大活躍しました。
ソラール ビエホ レセルバもテンプラニーリョ100%。柔らかで果実味あふれる味わいと、しっかりと樽熟させた豊かな風味と、ワインスクエア特製の濃厚ポークビーンズとが渾然一体の調和を見せていました。

2nd

ソラール ビエホ レセルバ

ソラール ビエホ
レセルバ

スペイン
ぶどう品種 テンプラニーリョ、グラシアーノ

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