この料理に合うワイン

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1st

ボッラ ソアーヴェ クラッシコ<br>※終売しました。

ボッラ
ソアーヴェ クラッシコ
※終売しました。

イタリア
ぶどう品種 ガルガネガ、トレビアーノ

今回のレシピは甘エビと長いもの塩麹タルタル、主素材は甘エビです。

エビは美味しいですよね!

小ぶりでぷりっとしたクルマエビ、かき揚げの美味しい芝エビ、大きな伊勢エビ、ハサミが立派なオマール、いずれも、ご馳走素材です。

今日のエビは甘エビ、正式名称はホッコクアカエビ、エビ目のタラバエビ科に分類される深海に住むエビです。タラバガニは有名ですが、タラバエビって言われると「?」なのではないでしょうか?それもそのはず科の名前としては存在しますが流通しているエビの名前としてはタラバエビと言うエビは存在しないのです。鱈が住む寒い海の深い所のエビ達と言った感じでしょか・・・・築地に行って「タラバエビってありますか?」と聞いたら「そんなエビ聞いたことねえよ」と言われました。

タラバエビ科の仲間にはボタンエビや北海縞エビなどがあります。いずれもねっとり感と甘味が特徴ですね。この甘さは糖分由来ではありません。ボタンエビも甘エビも「活け」を剥いて食べるとぷりぷり感はすごく強いのですが、あまり甘く感じません。この甘味はアラニンやグリシンと言った甘さを感じさせるアミノ酸からきているのです。これらのアミノ酸はエビが漁獲された後、自己消化していく過程で生まれるのです、だから生きているエビはそんなには甘くないのです。

このアミノ酸由来の甘味を生かすワインはどんなワインなのか?

あっさりした辛口で甘エビの甘味を際立たせたほうが美味しく感じるのか??

やや甘味を持ったワインで、甘味レベルが合うほうが美味しく感じるのか???大変興味のある実験でした。

料理そのものはシンプルです。材料を切って混ぜて、焼いたトーストに乗せるだけです。あっと言う間に美味しい一皿が出来上がります。

さて実食です!アクセントに使った柚子がとても良い香りがしてきます。柚子独特のあの香りです。甘エビが長いもと和えられる事によってねっとり感が更に増しています。

かじります。かりっとしたトーストとディップされた甘エビのコントラストが楽しいです。

この甘エビと長いもの塩麹タルタルにテースティングメンバーが選んだイチオシワインはボッラソアーヴェ クラッシコでした。

ボッラ社は1883年にヴェネトで創業された老舗です。しばらくアメリカのウイスキー会社が所有していましたが、2008年にGIV(Gruppo Italiano Vini)社が購入、大規模な再投資を行いました。醸造タンクも一新し、瓶詰めラインにいたるまで新しいものに更新しました。もちろん畑にも投資し、土壌の状態、畑環境の状態の再評価により適切な品種への植え替えや栽培方法の変更、収穫量のコントロールなどにより品質向上を目指しました。そのことにより評価もうなぎのぼり、まさに、名門復活なのです。

葡萄品種はガルガネガとトレッビアーノ、やわらかみのある香り立ちでフレッシュでフルーティな辛口です。飲み口は爽やかですがふくらみや厚みが感じられます。甘エビと合わせるとエビと長いものねっとりとしたテクスチュアとソアーヴェの柔らかみとが丁度良い感じがします。「爽やかさが引き立ちますね」「甘さの強調というよりは厚みや旨みの調和楽しめるって感じですね」「ソアーヴェ単体も美味しいのですが、甘エビと合わせると更に美味しさがアップします」ワイン会の前菜にぴったりなコンビを見つけたテースティングでした。

二番手は登美の丘ワイナリー登美の丘シャルドネでした。登美の丘ワイナリーは甲府の駅から車で約25分。甲斐駒ケ岳を背景に富士山を望む広大な斜面に位置します。葡萄づくりに理想的な自然環境のもと、土づくりから瓶詰めまでを一貫して行っています。 熟したりんごを思わせる香り立ち、ほんのりと樽の香りもしてきます。味わいは全般的にふくよかで旨みが感じられ、後半にはしっかりした、心地よい酸味が感じられます。甘エビと合わせる、甘エビの濃厚な旨みとワインのふくよかさやコクとばっちり合っています。樽のニュアンスもエビの味わいを強調しています。美味しさが共鳴して広がってゆく・・・そんな感じのマリアージュでした。

2nd

登美の丘ワイナリー 登美の丘 シャルドネ<br>※フロムファームにブランド名が変わりました。

登美の丘ワイナリー
登美の丘 シャルドネ
※フロムファームにブランド名が変わりました。

日本
ぶどう品種 シャルドネ

甘味を持ったワインも良く合いました。甘エビのディップの色合いとセミセコ ロゼの色合いがフィットしています。口のなかでもエビとワインの甘みとがバランス取れていました。「コクの口解け」そんなフレーズが浮かぶ組み合わせでした。 今回、ライトな辛口よりも、やや厚みを感じさせるタイプに軍配が上がりました。甘エビと山いもを合えて混ぜたときにでる粘り気が「さらさらタイプ」のワインと上手くいかないなかなぁと言う印象を持ちました。

3rd

フレシネ セミセコ ロゼ

フレシネ
セミセコ ロゼ

スペイン
ぶどう品種 トレパット、ガルナーチャ

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