子供の頃(と言いましても何十年も前なのですが)から大好きなメニューでした。その頃の自分にとってのハンバーグは大ご馳走でした。誕生日とか、何か家族のイベントの時にしか出てこなかった気がしますが、それは私の家が貧乏だっただけかもしれません。赤いケチャップのかかったハンバーグが食卓に並ぶと期待感でワクワク、クラクラした記憶があります。
今日は、そのハンバーグを煮込みで作ります。ワインスクエアらしく、ハンバーグ本体にもソースのほうにもたっぷり目の赤ワインを使って作ります。良く炒めた玉ねぎと牛のひき肉と牛の脂、パン粉などを入れてよくこねます。その時に赤ワインを2人分で50cc入れます。塩こしょうにナツメグも忘れずに入れましょう!ソースのほうにも赤ワインが入ります。こちらも50cc、これでワインとの相性が格段に増します。
盛り付けられた煮込みハンバーグを見ると、かけられたソースがてらてらと妖しい光を放ち、いかにも美味しそうです。ナイフを入れるとジューシーです。「煮込みハンバーグでもこんなに肉汁があるんですね」「確かに、レアな焼きハンバーグほどではないですがかなりたっぷりとありますね」「煮込んでいる時間が5分と短いからだと思います」
口に入れるとふっくらとしたパティに濃厚なソースがからんで絶妙です。
この煮込みハンバーグにテースティングメンバーが選んだイチオシはバロン ド レスタック ボルドー(赤) 、先日の有名ワイン雑誌でトップソムリエ3人がお手頃ボルドーワインのトップに揃って挙げたワインです。
ボルドーで収穫されたメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを100%全部、欧州最大級の樽熟庫で6ヶ月熟成させました。
「リッチな香りですね」「この価格で100%樽熟は素晴らしいですね」「樽は付け過ぎても嫌味になりますが、バランスが良いですね」
ハンバーグの豊かな肉感と味わい深いソースと丁度良くマッチしています。「やっぱり、定番のボルドーは安心感抜群ですね」
ボルドーワインと牛肉の相性の良さを再確認したテースティングでした。