今回はタイスキです。夏のイメージの強いタイ料理ですがタイスキは寒い季節にもぴったりのレシピです。タイにはタイスキの専門店がいくつもあり、タイのあちこちに展開しているチェーン店もあるそうです。使う素材はいろいろバリエーションがあるようですが、今日のレシピは海老、鶏もも肉、豚肉、ワンタンなどを使います。タイスキらしさの演出のポイントは豚肉!12センチほどに切った香菜を2,3本まとめてしゃぶしゃぶ肉で巻きます。あとは海老の切り方、背ワタに沿って包丁を入れるとトムヤンクンに入っている海老のようなタイ料理の雰囲気を持った海老になります。鍋に水を張って沸いたら大根と下味をつけた鶏肉をいれます。ここからジンワリとスープがでます。付けだれはチリソースやオイスターソース、ごま油に鷹の爪などです。そうそう、香菜のみじん切りも是非是非、お忘れなく!具材に火が通ったらたれをつけていただきます。
この素敵なタイスキにテースティングメンバーが選んだイチオシワインはアメリカから新発売になったスパークリングワイン、カルロ ロッシ スパークリング ホワイトです。
グラスに注ぐと元気良く泡が出ています。香りはリンゴ系です。青リンゴを思わせるような爽やかなニュアンスと梨を連想させる良く熟した感じの両方を併せ持っています。味わいは、やや辛口です。ほんのりとした甘みを感じさせる優しさがあります。
熱々のタイスキに合わせると良く冷えたカルロ ロッシ スパークリング ホワイトが心地良いです。具材の素直な美味しさに濃厚で辛味をもった付けだれが良くマッチします。付けだれの辛味をカルロ ロッシ スパークリング ホワイトのほんのりとした甘みが和らげてくれる感じがします。「辛さがスッと引きますね」「ついもう一口食べたくなります」
「海老と良く合いますね。甲殻類ってもっと辛口の方が良く合うイメージがありますがカルロ ロッシ スパークリング ホワイトのような少し甘みのあるワインのほうがタイスキには美味しく感じます」付けだれに甘みがあるからワインサイドも少し甘みを感じさせるタイプの方が合うんですね。「甘さの同一性原理ですね」ワインと料理の相性を考える上での原理原則のひとつに「似た者同士は惹かれ合う」=同一性原理というものがあります。「甘み」においてもその原理が働いた考えることができるようです。タイスキと少し甘さを持ったスパークリングワインの相性の良さを確認したマリアージュでした。