この料理に合うワイン

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1st

マテウス ロゼ

マテウス
ロゼ

ポルトガル
ぶどう品種 バーガ、トゥリガ・ナショナル、ティンタ・ロリース

いよいよ師走です。飲み会やパーティーが増える季節です。人を招くときに悩むのがどんなワインにするのかと、どんな料理にするのかです。「あの大物ワインを空けるぞ!」とか、なにかテーマが決まっていればかえって楽なのです。しかし、ちょっとした集まり、昼間に気軽に集まる、みたいな時こそが一番難しいですよね。あまり肩肘張ったワインまでは行きたくない、でも、普段の日に飲んでいるワインと言うのも、なにかしっくりと来ないなぁ・・・・くらいの感じの時です。そんなときには料理にも悩んでしまいます。あまり気合の入った料理では無いし、準備にそんなに時間を掛けられないなぁ・・・・と、悩みはどんどん深まります。そんなときこそ是非、この二つのディップを思い出してください!どちらもあっという間にぱぱっと出来ます。しかもおしゃれでワインに良く合います。
この素敵なディップにテースティングメンバーが選んだイチオシはマテウス ロゼでした。ぽっちゃりと可愛らしいボトル、美しいロゼカラー、いつの間にかデザイン変更が加えられ、さらにキュートになっています。
「懐かしいなぁ」「昔、よく見かけました」「デートで初めて飲んだワインがマテウスでした」いろんな声が上がります。
香りを嗅ぎます。ふんわりとした香りです。熟したベリーを連想させる香りです。口に入れるとほんのりとした甘さが感じられます。「思ったより辛口ですね」「以前に飲んだ時より甘くなくなっていませんか?」鋭い指摘がありました。デザイン変更の時に味わいも少しドライに変身していたんです。
まずトマトのディップに合わせます。完熟したトマトとクリームチーズの合わさった綺麗なピンクです。「色が映えますね」「結構にんにくが効いていますね」
口に入れるとクリームチーズの柔らかなリッチさが広がります。それにトマトの爽やかさが加わって良いバランス感です。「マテウスはにんにくとの相性が良いですね」「甘さとのバランス感もぴったりです」
カリカリのバゲットに爽やかリッチなディップを乗せてかじります。さくさくとした感触とふわりとしたディップの柔らかさのコントラストが楽しいです。コクと爽やかさがマテウスで、はらはらとほどけていく、そんな感じがしました。
次はオリーブとアンチョビのディップです。ところどころにブラックオリーブがマーブル模様のように見え隠れしていて大人な雰囲気です。
アンチョビの良い香りがします。アンチョビには独特の発酵した香りがあります。時にワインと喧嘩することがあります。「おっ マテウスはアンチョビと仲良しですね」「美味しいですね」「過不足なく、ちょうどぴったりはまる感じですね」「ポルトガルは鰯食い国だからかなぁ」
アンチョビとチーズの濃さのある味わいをマテウスの微かな泡がさらりと流してくれる印象がありました。「つい、もう一口食べたくなりますね」「止められない、止まらない、かな?」
なつかしのマテウスの実力を改めて認識したテースティングでした。

トマトのディップとフレシネ セミセコ ロゼを合わせると、もぎたてのトマトをかじった時の、あの鮮烈な印象がよみがえりました。セミセコですのでマテウスより、甘さは強いのですが、その甘さが心地良かったです。楽しいパーティーの演出にぴったりの組み合わせです。

2nd

フレシネ セミセコ ロゼ

フレシネ
セミセコ ロゼ

スペイン
ぶどう品種 トレパット、ガルナッチャ

プラムや赤いベリーを連想させるブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”もふたつのディップと良く合いました。トマトのディップではチーズの味わいをより深いものに感じさせてくれました。オリーブとアンチョビのディップではアンチョビの複雑な風味をより際立たせてくれました。

3rd

ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

ブシャール ペール エ フィス
ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

フランス
ぶどう品種 ピノ・ノワール

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