お客様がいらっしゃる時に、こんな素敵な一皿がさりげなく出せたらカッコ良いですよね!ホームパーティーの失敗のパターンのひとつに、ホストやホステスが料理に手がかかりっきりになってゲストとお話が出来ない、と言うものがあります。「出来立てを食べてもらいたい」「熱いものは熱いうちに出したい」との思いもありますよね。そういう時の武器がオーブンです。下拵えさえしておけば後はオーブンが焼き上げてくれます。今日のレシピのミートローフのパイ包みなどは、塊が大きいですからテーブルに出した時のインパクトがでかいです。切り分けもお客様の目の前でやるほうが「中から何が出てくるのかな?」のワクワク感で演出効果抜群です。
お客様料理にあわせるべきは相応しいワインです。テースティングメンバーがこのミートローフのパイ包みに選んだイチオシはまさにパーティーにぴったりのワイン、ロス ヴァスコス グランド レゼルブでした。
パイが焼きあがります。香ばしい生地の香りです。バターの良い香りも漂ってきます。
ナイフを入れます。ナイフにパリパリの感触が伝わり、期待感が高まります。
ワインの香りを確かめます。力強い香り立ちです。凝縮したカシスを思わせる香り、西洋杉を連想させる香りもあります。
「ミントの香りが・・・」
実は、ロス ヴァスコスのグランド レゼルブ用の良いカベルネ ソーヴィニヨンの畑はゲストハウスの傍に在ってゲストハウスも周りには大きなユーカリの林があるんです。その影響かもしれません。
「複雑ですね。ものすごく濃厚なんですが気品が感じられます。流石、ラフィットの風格ですね」
パイをかじってワインを飲みます。「食べ物が口に入るとワインの香りが弱く感じる事が良く有りますがグランド レゼルブは違いますね」
「しっかり主張していますね。ワインの方が強いのかな?」
いえいえ、パイの力もなかなかのものです。力強い同士のがっぷり四つの丁度良いバランスです。ミートローフの肉汁やナツメグなどのスパイスと渾然一体となっています。
「これは文句なしですね・・・」
きめ細かいタンニンと脂がマリアージュして甘みに変わっています。
「絶品ですね!!」
皆様も是非ホームパーティーにぴったりのミートローフのパイ包み、トライしてみてください。そしてロス ヴァスコス グランド レゼルブを合わせてみてくださいませ!!