夏です!最近の雨は日本の昔の雨の降り方となんだか違う気がします。そう!まるで熱帯を思わせる雨。今回のメニューはタイ料理、レッドカレーです。
鍋にココナッツミルクを入れ、火にかけます。ココナッツミルクの甘く優しい香りがしてきます。レッドカレーペーストが入ると辛味のある香ばしい香りが立ち昇ります。うーーん、南の島の夏のイメージです。
テーブルで盛られたレッドカレーを前にするとココナッツミルクの甘い香りと赤唐辛子のちょっと刺激のある良い香りがします。思わずひとさじ口に運びます。
かぼちゃの甘さとココナッツミルクの少しこってり感をもった甘さの2種類の甘さが感じられます。
「お、甘いですね」と言ったあたりで鼻の頭から汗が噴き出てきます。
いえいえ、辛いです。じんわりと辛さが迫ってきます。でも、食欲の湧いて来るような辛さです。思わず、もうひとさじ。更に辛さが・・・・・
このレッドカレーにテースティングメンバーが選んだイチオシワインは「雪の手紙」と言うロマンチックな名前を持ったフレシネ カルタ ネバダでした。
洋ナシを思わせる香りがあります。甘い香りもあります、蜂蜜や干したアンズを連想させるような香り・・・・・・
口に入れるとリッチな甘みがあります。酸味もしっかりとあり、甘すぎる感じはしません。なにより口の中のひりひりとした辛味の刺激を優しくとかしてくれます。
「すごいですね、辛さがぴたりと治まりますね」
「辛口の白だと、辛さ倍増って感じなのが本当に面白いですね」
激辛の嵐を静めてくれるのはやはりほんのりとした甘さなんですね。「雪の手紙」が南の国の料理にぴったりマッチの素敵なマリアージュでした。