この料理に合うワイン

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1st

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー

ジョルジュ デュブッフ
ボジョレー

フランス
ぶどう品種 ガメ

鯵は一年中美味しい魚とされていますが、私にはなんとなく夏のイメージがあります。子供の頃、夏休みに防波堤で小鰺を釣った思い出からでしょうかね!
今日はその鯵をスパークリングワインの衣でフィッシュ&チップスにします。普通、水で溶く衣をスパークリングワインで作ります。衣をたっぷりとつけてサラダ油で揚げます。
鯵のコクのある香りがしてきます。食欲をそそる香りです。
今回のテースティングに用意したワインは赤白合わせて20種類!メンバーが選んだイチオシは何でしょう?
なんと赤ワイン、ジョルジュ デュブッフ ボジョレーでした。
フィッシュ&チップスをかじります。カリカリ、サクサクと衣が気持ち良いです。鯵の身を噛み締めると旨みがじゅわっと沸いてきます。香りと共通するコクのある味わい。「味良し、からアジに転じた」とも言われる鯵、脂も良く乗っています。
グラスを近づけます。ふわり、ベリーを連想させる香りが豊かです。イチゴとかさくらんぼのイメージです。バナナを思わせる香りもあります。ボジョレーを一口、口に入れます。
フルーティさが口の中一杯に広がります。
「脂と合いますね」
「コクのある旨みとフルーティさがばっちりですね」
「ボジョレーの果実味と、このフィッシュ&チップス、どうしてあうんでしょうね?」
鯵のフィッシュ&チップスって言うと、ハイカラ(死語ですかね?)な感じがしますが家庭料理の定番、鯵フライの兄弟です。鯵フライだったら付ける定番は中濃ソース、果実と野菜をたっぷり煮詰めて作るソースです。鯵フライは果実系とは大の仲良しなのです。
「特に衣!フィッシュ&チップスだけ食べた時には気がつかなかったベリー系の香りを感じます」
そうです。衣に使ったスパークリングワイン、実はロゼだったんです。
フレシネのセミセコロゼで衣を溶くと揚げる前はほんのりピンクなのが分かります。でも、揚げてしまうと普通の揚げ物の色と変わりません。その隠れた味わいがボジョレーのフルーティさと出会うと、ちゃーんと顔を出すのです。
調理に使うワインの与える影響の大きさを再確認したテースティングでした。

ボジョレーと全然違う合い方なんですが、すごく美味しい組み合わせでした。なんと言っても香ばしさ!コルドン ネグロの長期瓶熟(18ヶ月)から来るトーストを焼いたような香ばしさと衣の香ばしさがぴったりマッチしていました。

2nd

フレシネ コルドン ネグロ

フレシネ
コルドン ネグロ

スペイン
ぶどう品種 パレリャーダ、マカベオ、チャレロ

衣の中にセミセコ ロゼ、そして飲むワインもセミセコ ロゼ、まさにセミセコ ロゼに包まれる幸せなマリアージュでした。

3rd

フレシネ セミセコ ロゼ

フレシネ
セミセコ ロゼ

スペイン
ぶどう品種 トレパット、ガルナッチャ

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