写真をご覧頂くと、“ベシャメルソースのドリア”ように見えますが、白いソースはベシャメルではなくすりおろした長芋なのです。長芋の下にスプーンを差し入れると、子供の頃を想い出す、懐かしい香り・・・あの赤いケチャップライスが顔を出します。アツアツのところを一口!具材はとてもシンプルですが、ケチャップの濃厚な味と甘み、鶏肉の旨味や炒めた玉ねぎの甘味が口の中で絡みあい、なんとも幸せな気分に。そして長芋の粘り気あるまろやかな舌ざわり、少しシャキシャキ感が残る歯ごたえも心地いい。素朴だけれど、ホッとする美味しさなのです。さて、そんなドリアにイチオシワインは、リープフラウミルヒ <マドンナ>!聖母の乳、と言うその名が示すように、マドンナは優しい甘さのドイツワイン。マドンナの甘さと、ケチャップや玉ねぎの豊かな甘さとが、溶け合うように調和します。今日は聖母の優しさをグラスにそそいで、子供時代の甘い想い出にひたってみては?