山崎のラベルに隠された秘密

山崎12年のラベルの画像

シングルモルトウイスキー「山崎」のさまざまなブランドストーリーをご紹介してきました。
9回目の今回は、「山崎」のラベルに隠された物語をご紹介します。

山崎12年のラベルの画像

創業者・鳥井信治郎の志

堂々たる墨文字が存在感を放つ「山崎」のラベル。崎の字に注目してください。
旁(つくり)が、実は「奇」ではなく「寿」と描かれているのです。

サントリーの前身である「寿屋」を興した鳥井信治郎。
スコットランド以外では本格的なウイスキーをつくることは不可能と言われていた時代に、
「日本人の手で、世界に誇るウイスキーをつくる」という夢を抱いたのです。

猛反対する周囲を尻目に、1923年、
日本最古のモルトウイスキー蒸溜所、山崎蒸溜所の建設に着手。
幾多の苦難を乗り越えながら、日本にウイスキー文化を花開かせました。

創業者 鳥井信治郎の画像

サントリー創業者・鳥井信治郎

操業開始当時の山崎蒸溜所の画像

操業開始当時の山崎蒸溜所

墨文字に忍ばせた、想い。

やがて、信治郎の次男である佐治敬三が二代目マスターブレンダーを受け継ぎました。
敬三が抱いた夢は、ブレンデッドウイスキー全盛の中、
日本を代表するシングルモルトウイスキーを世に出すことでした。

「スコッチとは異なる、日本のシングルモルトウイスキーはどうあるべきか」
2年の歳月をかけ、熟慮と試行錯誤の末、
1984年、シングルモルトウイスキー「山崎」は生まれたのです。

山崎の墨文字は、敬三自身の手によるもの。
そっと「寿」の文字を忍ばせたのは、寿屋から続く、
ウイスキーに賭ける想いを引き継ぐという意志と、
自らが想いを込めて生み出した、
ジャパニーズシングルモルトウイスキーの門出を寿ぐ気持ちが込められているのです 。

テイスティングをする佐治敬三の横顔

二代目マスターブレンダー・佐治敬三

発売当時の山崎のボトルと箱の画像

発売当時の「山崎」

山崎倶楽部

YAMAZAKI CLUB

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