About The MACALLAN
蒸溜所

美しく豊かな自然に抱かれたスコットランドのスペイサイド地方。最もウイスキーづくりに適したこの土地に蒸溜所を築いたザ・マッカランは、これまでも、これからも、上質なウイスキーをつくり続けていきます。

Explore in 360° WELCOME TO
THE MACALLAN DISTILLERY EXPERIENCE

ザ・マッカラン蒸溜所 360°ツアー

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未来を描きだす、
新たな蒸溜所の誕生

2018年5月、現在の蒸溜所から400メートルほど離れたマッカランエステートの中心に新しい蒸溜所が完成しました。そして、イースターエルキーハウスの隣に並ぶように建てられたビジターセンターでは、ユニークな演出で訪れる人々を心地よく出迎えてくれます。ザ・マッカランが積み重ねてきた過去と現在を見つめ直すとともに、豊かな未来を描くための新たな出発点としてスタートを切りました。

目指したのは、
類のない体験ができる施設

6年の歳月を経て完成したこの施設は、敷地内のスロープをはじめ、建物のいたるところに近代建築技術の粋が集められています。一歩足を踏み入れれば、ブランドが誕生するまでの激動のストーリーや独自の蒸溜方法が確立されるまでのルーツなど、ザ・マッカランが歩んできた歴史そのものを追体験できる仕掛けにあふれています。伝統や本質に裏打ちされたウイスキーであることをあらためて知り、理解と味わいを深める稀有な体験をご用意しています。

世界的な建築事務所との
コラボレーション

蒸溜所とビジターセンターの設計コンセプトは、ロンドンを拠点に国際的な活躍をみせる建築事務所、ロジャーズ・スターク・ハーバー+パートナーズが担当。そこには、ザ・マッカランがこれまで大切にしてきたシングルモルトウイスキーづくりへの専心や情熱、そして卓越した職人技へのリスペクトが反映されています。単に既存の施設を拡張するのではなく、全く新しい蒸溜所を創造するというアイデアの実現に向けてともに走り出しました。

計画段階から、
決して妥協をゆるさない

1950年以来、極端に小さな蒸溜釜の製造を手掛けてきたフォーサイス社の惜しみない尽力をはじめ、このプロジェクトを実現させるために25の供給業者の協力は不可欠でした。特筆すべきは、2,500枚におよぶ三角形の部材で構成された屋根。それぞれが50個もの異なる部品で構成されているうえ、スカンジナビア産の材木をドイツでヤスリ加工し、オーストリアで組み立てた後、ようやく最終目的地のスペイサイドへと運び込まれました。

環境を保護して、
自然と調和していく

20年、30年先の将来を見据えて、今何をすべきかを考える、それが長い熟成期間を要するウイスキー製造業者の責任です。周辺地域への配慮もその一環で、新設したビジターセンターは地域の環境を最優先して設計。また、この地域を流れるスペイ川は、古くから風光明媚な鮭釣りの名所で、最高水準の保全指定が適用されています。こうした事情をくみ取り、自然とうまく調和するよう、建設工事の間から環境の専門家の協力を仰いでプロジェクトの進行にあたりました。

地域にやさしいウイスキーづくりへ

蒸溜所で使用するエネルギーは可能な限り再生可能なものを選びました。近くのバイオマスエネルギープラントからの排出熱をボイラーの動力源へ、蒸溜所からの排出熱をビジターセンターの暖房へ、スペイ川の冷たく清らかな水を冷却水へ。その結果、全消費エネルギーのほとんどが再生利用可能なエネルギーに置き換わることになり、蒸溜所の規模を大きくしたにもかかわらず、以前に比べて製造するアルコール1リットルあたりのエネルギー量は大幅に低減されました。

訪れるすべての人へ、
他では味わえない体験を

ここを訪れる人には、ツアー用にあつらえた仮の施設ではなく、実際に稼働している本物の蒸溜所を見てほしい。そう決断した結果、リアルなブランドストーリーを実感でき、記憶に焼き付けておきたくなる施設が誕生しました。ウイスキー蒸溜のすべての工程をオープンにするために、高さ10メートルのガラス製の壁が用意され、訪れる人の見やすさと安全性を確保しながら快適に見学できる環境を整備。ザ・マッカランの本当の魅力を間近にすることができ、唯一無二の感動を与えてくれる蒸溜所として、これからもウイスキーファンをもてなしつづけていきます。

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