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響 MEMBERS CLUB では、〈「響」と共に過ごした人生の節目のひととき〉をテーマに、
会員の皆さまのエピソードを募集いたしました。
たくさんのご投稿、誠にありがとうございました。お一人おひとりのエピソードは、
響ブランドチームで拝見させていただきました。
皆さまの貴重な思い出に触れ、胸が熱くなる思いです。
今回は、ご投稿いただきましたエピソードの一部をご紹介させていただきます。
ぜひご覧ください。
30代中頃に、念願かなって初めて海外に赴任しました。
しかし着任当初半年~1年は、生活環境に慣れたり商習慣を学んだりすることにとにかく必死で、苦労の連続でした。その期間中、会社の同僚やお客様と飲みに出かけることも多数ありましたが、なかなか心底休まる時間が持てず、今思えば、様々な苦労から、どこか自分に対する自信を大きく失い、またそれに自分で気が付けずにいたのだろうと思います。
そんな時、とある友人からホームパーティに誘ってもらいました。多数の家族が参加するそのパーティは、何百本もの缶ビールや多数のワインが用意され、庭のバーベキューと共に夜遅くまで大いに盛り上がりました。人もまばらになり始めたころ、家主が「もう少しだけいられるか」と聞いてきたので応諾したところ、どこからともなく未開栓の 『響』を持ってきて「二人で一杯ずつだけ飲もう」と言ってくれました。
そして、瀟洒なグラスに『響』を少量注いでくれました。彼の家の台所に立ったまま『響』を少しずつ嗜みながら、彼は、初めて会った時のことや、日本人である自分に対する印象などをゆっくりと語ってくれました。久々に心休まる時間が過ごせていることに、感謝と大きな安堵を感じたことが、『響』の豊かな香りと共に思い出されます。
このまましばらく会話と『響』を楽しめるのかと思いきや、その少々の『響』を飲み干したところで彼が「約束通り一杯だけだ」と言ったので、少し残念に思いつつも笑みを浮かべ「今日は本当にありがとう。あと、大事にしまい込んでた酒を開栓させて申し訳なかった」と伝えました。すると突然握手を求められ、「This is the best bottle I have and it's for my best friend.」と、ほとんど減っていない『響』のボトルを手渡してくれたのです。
この時の豊かな風味の余韻が残るBest friendの言葉は、私に少しの自信を与え、以後、どれだけ大きな力になってくれたか分かりません。
それ以来、 『響』は私にとってBest bottleとなり、また、「日本で『響30年』を見つけたら買って帰ってきて」とせがんでくる彼にとっても、引き続きBest bottle であり続けています。
偶然にも『響』とは同じ誕生日で、いつも自分の誕生日には自分と『響』のお祝いで『響』を楽しませてもらっている。ちょうど桜も咲く頃なので、酒の肴は庭に咲く染井吉野で事たりる。副菜に好きなJAZZ。ライトアップされた桜を見ながら去年の1年の反省と、これから始まる1年を想像し士気を高める。贅沢な時間。
最後の一杯に桜の花びらを一つ添えて、飲み干す。色々な飲み方はあったり色々なフレバーがあるが、私にはこの最後の飲み方がなんとも替えがたい至福。また来年の自分と『響』の誕生日に、自分だけのフレバーで『響』を楽しむためにこの1年頑張ろうと思う。
来年の誕生日にまた『響』に自信を持って去年の自分を自慢できるように。
昔から、こどもが大きくなったら、一緒に酒を飲みたい!と思うお父さんは多いと思いますが、私もその一人。いつか長男と楽しくお酒を酌み交わせればと夢見ていました。
その長男が二十歳になった時、二人、街で待ち合わせをして、飲みに出かけました。私が思う、楽しくて大人な夜をイメージしてお店を選びました。食事は、こじんまりした、カウンター8席のお寿司屋さん。「二十歳のお祝い会です!」と言うと、「息子さんの方がこれからが長いので、長男の方を大事にします!」と笑わせてくれ、和やかに過ごせました。
2軒目はホテルのラウンジで、世界で一番おいしいと思う『響』で、二人、乾杯しました。
お酒のうんちくをバーテンダーさんにうかがいながら、父からの思いを一言。「家族旅行とかいろいろできて無い事がたくさんあって、ごめんね!」と反省の弁を伝えると、「ううん!色々楽しかったよ。近所の海でも楽しみで寝れなかったよ。父さんのこどもでよかったよ」との返事が、、、。長男にとってより、私にとって忘れられない記念日になりました。
私にとって『響』は楽しい、特別な時に飲むとっておきのお酒です。これからも、『響』を飲める瞬間がたくさん来るよう、自分もがんばらねば、と思います。次、息子と『響』を飲むのは、結婚報告かな、、、。
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