発売から30年となる節目の年を迎えた「響」。
皆さまへの感謝の想いを込めた、福與チーフブレンダーのメッセージをご覧ください。
響メンバーズクラブの皆様へ
2019年4月3日、サントリーウイスキー「響」は、30回目の誕生日を迎えることができました。これもひとえに「響」をご愛顧いただいている皆さまのご支援のおかげと、こころより御礼申し上げます。
日本人の暮らしに豊かな洋酒文化を根付かせることを目指し、サントリー創業者・鳥井信治郎は、約120年前に洋酒事業に乗り出しました。山崎蒸溜所の建設に着手した1923年にはじまり、試行錯誤を重ねながらウイスキーづくりを続けてきました。
半世紀以上の年を経て、個性豊かな原酒と匠の技を結集した、サントリー最高峰ブランドとして1989年に誕生したのが「響」です。以来30年、多彩な原酒を丁寧にブレンドすることで生まれる「響」の“エレガントで華やかな香りと味わい”を一貫して追求してきました。
同じように仕込んでも、原酒の香味はひと樽ごとに異なります。時代や環境が変わる中で、変わらない「響」の香味を守るには、われわれブレンダーが、技と感性を磨き続ける必要があると実感しています。
いついかなる時も「響」を同じように愉しんでいただけるように。わたしたちは、原酒ひとつひとつのブレンドを重ねています。
親しい人と語りあいたい日やお祝いの場、喜びを味わいたい時など、「響」が皆さまの特別なひとときに相応しいお酒であることを願って。「響」30周年に感謝しつつ、ブレンダー一同、想いを新たに研鑽を積んでまいります。
サントリー 五代目チーフブレンダー