アウトドアのプロ直伝!
自然の中で味わう、白州と絶品燻製2017.04.27

食事と愉しむ自然の中で愉しむ
こんにちは。「シングルモルトウイスキー白州」の魅力を、皆さまに紹介するお手伝いをしているライターの中島です。

これから6月にかけては山々が新緑に彩られ、自然の中で森香るハイボールを愉しむのにぴったりの季節。今回はアウトドアの達人に、やわらかなスモーキーさが特長の白州と相性抜群の燻製料理のつくり方を教えてもらいました。初心者でも簡単につくれるので、今度の休みは仲間とキャンプ場に出かけ、手づくり燻製料理と一緒に白州を愉しんでみませんか?
今回訪れたのは、東京のJR青梅線の川井駅からほど近い川井キャンプ場。多摩川上流部の河原に、快適なテントサイトやバンガローが点在する人気の施設です。澄んだ水の流れや清々しい森が織り成す景色は、ここが東京だとは信じられないくらい。都心から電車で2時間ほどと、アクセスも簡単ですよ。
燻製づくりを教えてくれたのは小雀陣二(こすずめじゅんじ)さん。野外料理のレシピをまとめた著書がいくつもあるアウトドア料理の達人です。自身が神奈川県三崎で経営するカフェでも白州を提供している白州ファンだそう。
小雀さんが用意してくれた食材は、ソーセージ、ハム、チーズ、茹でたジャガイモなど、簡単に手に入るものばかり。「すでに火が通っていて、そのまま食べられる食材なら短時間の燻製で済みますし、火の通り具合に神経質にならなくていいので初心者におすすめです」
使用したのは、香りに癖がなく万人向きのヒッコリーの燻製チップ。これをスモーカーの下に適量敷いて、あとは食材をのせた網をセットして火にかけるだけ。「チーズなど柔らかいものは、先に取り出せるようセットしましょう」
(※スモーカーはインターネットやホームセンターで購入できます。)
最初は強火でチップに火をつけます。蓋の隙間から煙が出てきたら中弱火に。「火力を落としすぎて、チップの火が消えないように注意。あとは好みの燻香が付くまで火にかけるだけ」
チーズは2~5分ほどで表面が茶色になればもうOK。蓋を開けると、燻香が漂い食欲を刺激します。その他の食材も、約10分加熱すると表面が飴色になって、なんとも美味しそう。さあ、いよいよ乾杯です。
料理が仕上がったら、最後に森香るハイボールを準備しましょう。炭酸が飛んでしまわないよう、飲む直前につくるのがコツ。より白州の爽やかさを引き立てるため、ミントを添えるのがオススメです。
ソーセージとジャガイモ、チーズ、ナッツは木のお皿に盛り付け、ハムはカイワレを巻いて、油揚げは細く切って万能ねぎと合わせてポン酢であえるひと工夫。味噌をそのまま燻製にして、キュウリにつけて食べるというのもプロならではのアイデア!
料理をテーブルに並べて、森香るハイボールができたら乾杯! 爽やかな香りを愉しんだら、まずはソーセージをパクリ。燻香が口いっぱいに広がった後に、じゅわっと肉汁が溢れ出します。そこへまた白州を飲むと、白州のやわらかなスモーキーフレーバーと燻香が見事に調和します。
それと、白州と料理の味を何倍にも膨らませてくれるのがこの自然環境。緑に囲まれ、澄んだ空気に包まれ、鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら飲む白州は、ひと味違います。やはり、南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓にある「森の蒸溜所」で生まれた白州は、自然の中で味わうと一層おいしく感じます。
いかがでしたか? みなさんもアウトドアで白州を飲んでみたくなりませんか? 遠い山へ出かけたり、本格的な道具を用意しなくても大丈夫。仲間と一緒に燻製料理をつくって、ぜひ森香るハイボールと一緒に愉しんでみてください。

燻製料理のつくり方

<お手軽燻製おつまみ>

【材料】

  • プロセスチーズ 3枚
  • カチョカバロチーズ 6個
  • ミニカマンベールチーズ 2個
  • ロングソーセージ 3本
  • 蒸しジャガイモ 大1個
  • インゲン 3本
  • ミックスナッツ ひとつかみ
  • ロースハム 3枚
  • 油揚げ 1枚
  • 味噌 30g

【つくり方】

  1. ソーセージとインゲンを4等分にカットする。
  2. ミックスナッツと味噌をアルミホイルカップに入れる。
  3. スモーカーにチップを1カップ加え、汁受け皿を入れて、網の上にインゲン以外の食材を並べる。
  4. 蓋をして、強火にかける。煙が出たら中弱火にし、スモークする。
  5. 2~3分くらいで一度蓋を開け、溶けやすいチーズの様子を見る。5分経ったら先にチーズを取り出し、インゲンを並べ、さらにスモークする。
  6. トータルで約10分経ったら火を止めて蓋をあけ、すべて取り出す。ロースハム、油揚げ、味噌はアレンジして愉しみます。(記事内参照)

小雀陣二/こすずめじゅんじ

アウトドアコーディネーター。
雑誌やテレビ、ラジオなど、多くのメディアで
アウトドアで遊ぶ愉しさを発信している。
特にアウトドアでの料理レシピに精通していて、
5月に発行される『山料理』(山と渓谷社)など著書多数。

ライター:中島亮

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