自然の中で愉しむ

ぽかぽかとした日差しと、新緑が気持ちいい季節になりましたね! スカッと晴れた休日に、室内にとじこもっているのはもったいない。こんな日は、シュワッと爽やかなハイボールを青空の下で飲みたくなりませんか? そこで今回は、白州の森香るハイボールを持ってピクニックへ! ピクニックと言っても、向かうのは自宅からほど近い公園。都会にいながら自然を感じる、“アーバンピクニック”を体験します。
広々とした芝生の上でラグを広げ、昼間からハイボールで乾杯♪ なんだか、ちょっと贅沢な休日が過ごせそうです!
広々とした芝生の上でラグを広げ、昼間からハイボールで乾杯♪ なんだか、ちょっと贅沢な休日が過ごせそうです!



都会ならではのプチアウトドア、「アーバンピクニック」って?
ところで、皆さんは「アーバンピクニック」ってご存じですか?アーバンピクニックとはその名の通り“都会”でピクニックを愉しむこと。わざわざ遠くの山や草原に行くのではなく、気軽に行ける身近な公園や緑地、屋上などでラグを広げて仲間と一緒に美味しいごはんやお酒を飲んだり、のんびり読書をしたり……。都会にいながら自然を感じ、非日常を気軽に愉しむ。といった、都会のプチアウトドア。そんなアーバンピクニックが近年、都会で生活する人たちの間でじわじわと人気を集めているんです!
そこで、今回はピクニックコーディネーターの岩崎雅美さん(写真・右下)に、アーバンピクニックの魅力と愉しみ方を教えてもらうことに! 岩崎さんは、“都会で暮らしながらも、自然を感じる”そんな、ライフスタイルを提案するプロジェクト「東京キャンプ」の代表でもあり、イベントやワークショップなども行い、さまざまな情報を発信しています!
「都会で忙しく働いていると時間に追われ、気持ちも窮屈になりがち。そんな人たちにとって自然の中で過ごすひとときは、とても大切。開放感溢れる空間でリフレッシュできれば、自然と心にもゆとりが生まれます!」と、岩崎さん。そして、都会で気軽に自然と触れ合うことができるのが、まさに、このアーバンピクニックなのだそう。
ということで、さっそく私たちも自然を求めて出掛けましょう♪


目的に合わせて、場所を選ぶことがポイント!
アーバンピクニックの最初のステップは、場所選び。「都会というと、ビルや住宅が密集していて自然とは真逆のような印象もありますが意外にも緑豊かな公園がたくさんあるんです!」(岩崎さん) 場所は、ピクニックのテーマや目的に合わせて選ぶのが、ポイントなんだそう。芝生でゆっくり過ごしたいならば心地いい広場のある公園がオススメ。バーベキューなどをやりたいときは、火気の使用を許可している公園を選ぶのがいいそうです!
東京ならば、他にも、広大なうえに申請すれば火気も使える小金井公園や、ショッピング帰りに立ち寄って休憩がてらピクニック、なんていうのも愉しい代々木公園などもオススメなんだそう。
そして、今回岩崎さんが案内してくれたのが、世田谷区にある東京都立砧公園。もともとゴルフ場だったというここは、芝生エリアが充実していて開放感たっぷり! ファミリーで訪れる人も多く、子どもからお年寄りまで誰もが愉しめる心地のいい公園です。“青空の下でゆっくりハイボールを味わいたい!”そんな、ピクニックにもまさにぴったりですね!
※砧公園では火気の使用はできません。



お気に入りの布地で、自分らしい空間演出を!
眺めや座り心地のいい場所を見つけたら、さっそくラグを広げましょう!「防水性に優れたアウトドア用のラグがあれば便利なのですが、なかなか好みのデザインが見つからないことも。そんなときは、普段自宅で使っているラグや、インテリアショップなどで見つけたお気に入りの布地を活用するといいですよ!」(岩崎さん)
芝生が湿っていることもあるので、まずは防水タイプのシートを敷き、その上にラグや布を広げればOK。お気に入りの色柄ならば、自分好みの空間になる。というわけですね!
今日は軽やかなホワイトにグリーンとイエローのラインが入った、初夏らしい布をセレクト。季節やその日の気分、テーマに合わせて布を選ぶのも愉しいですね! 防水シートは、今回は岩崎さんがキャンプ用のものを用意してくれましたが、ホームセンターやスーパーの雑貨コーナーなどで購入できる簡易的なレジャーシートなどでもOKです。



愛着のあるグラスなら、より自分らしい時間に
ラグを敷いたら、グラスやお皿を出してさっそく乾杯の準備を始めましょう。「“リビングを外に持ち出す”そんな発想で、好きなモノを使い、好きなコトをする。というのもアーバンピクニックを愉しむコツのひとつです。コップやお皿も、紙やプラスティックなどではなく、普段から自宅で愛用しているアイテムを持ち出せば、より自分らしい空間と時間が愉しめます!」(岩崎さん) 確かに、これまで、アウトドアでは紙のコップやプレートを利用することが多かったのですが、それだとなんだか味気ない気がするし、ゴミが出ることにも気が引けますよね。
今日は白州の森香るハイボールを飲むためにグラスも持参!(写真・上) 割れやすいグラスや陶器も、テーブルクロスや手ぬぐいなどで包めば持ち運びができると、教えていただきました(写真・右下)。愛着のあるグラスなら、森香るハイボールも一層、美味しく感じますね!
「みんなで、いろいろと持ち寄る際に、その日の“テーマカラー”を決めておくといいですよ」(岩崎さん) そこで、白州のボトルのカラーでもある“グリーン”をテーマカラーにしました。クロスやペーパーナプキンなど、ちょっとした小物の色を揃えると、統一感が出ておしゃれにまとまりますね!
その他、食べ物やグラスを置くのに活躍する軽くてコンパクトなローテーブルも用意。それから、ピクニックには食べ物やグラスなど持ち物もたくさんあるので、マチが広いカゴバッグやピクニックバスケットが便利なんだそう(写真・左下)。これなら、ウイスキーボトルもすっぽり。ピクニック気分も盛り上がりますね!



気分も爽快♪ まずは冷えたハイボールで、乾杯!
グラスの準備をしていると、遅れてやってきた友人も到着。3人揃ったところで、ひとまず乾杯をしましょう!そうそう、アウトドアのときに困るのが、氷です。特に暑い季節は、買ったばかりなのに、いざ使おうとしたときには、溶けていた。という経験がある人も多いのでは? とはいえ大きくて重いクーラーボックスを持っていくのは、面倒ですよね。
岩崎さんのオススメは、魔法びんタイプの水筒に入れていく方法(写真・左下)。これなら氷が溶ける心配もないし、持ち運びも便利です。魔法びんは寒い時期ならお湯やスープを入れたりと季節を問わず使えるので、ひとつ用意しておくと、とっても重宝しそう!
グラスに氷を入れて、森香るハイボールを注いだら、自宅のベランダで摘んだミントも添えます。新緑の息吹と、抜けるような青空。そして、心地よく吹き抜ける風を肌で感じながら乾杯♪ 自然の中でいただくハイボールは、いつも以上に爽やかな香りが引き立ちますね!
さて、次回は「アーバンピクニック」のその2をお届け。岩崎さんに教えてもらった、ピクニックならではのランチの愉しみ方をご紹介します! お愉しみに。