ポットスチルの形と大きさは、ザ・バルヴェニーの味わいを左右する最も重要な要素のうちのひとつです。白鳥型の長いネックと「バルヴェニーボール」と呼ばれるネック下部の瘤(こぶ)により、蒸気がヘッドまで上昇する際、より長い時間をかけて混ざり合うことができます。この形状は蒸溜所が開業した当初からほとんど変わっていません。ちなみにザ・バルヴェニーのボトルの首部分のデザインはこの「バルヴェニーボール」がモチーフとなっています。
ポットスチルの組み立てや修理に必要な技術は、ザ・バルヴェニーの個性を維持するための重要な要素です。