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アードモア蒸溜所はアバディーンシャーのボギー川の東側、ケネスモント近郊にある。スペイサイドモルトとして語っている文献も多いが、蒸溜所の職人たちは「ここはハイランドであり、ハイランドモルトだ」と断言する。
牧歌的な丘陵地の風景は、人を懐かしい優しいこころ持ちに誘う。近郊にはクラッシュインダーロックの森もあり、たっぷりの自然に包まれている。この地周辺は大麦の産地であり、ピート、清冽な水の供給が容易で、鉄道の便もよく、ウイスキーづくりに最高の環境といえる。蒸溜所の守り神は鷲(わし)。
「アードモア レガシー」のラベルには蒸溜所上空を悠々と舞う鷲の姿が描かれている。
創業は1898年。ウィリアム・ティーチャーの息子アダム・ティーチャーが自社ブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ ハイランドクリーム」のモルトウイスキー安定供給のために蒸溜をはじめ、現在もキーモルトとして貢献しつづけている。かつてはシングルモルト市場にあまり流通しておらず、カルトウイスキー的な存在だった。
「ティーチャーズ」のためのスモーキーなモルトづくりは変わることがない。ブレンドに使われるその香味は、ピーテッド麦芽を使用した心地よいスモーキーさと、麦芽を効かせた甘くスケールの大きい味わいとの評価がある。ハイランドの伝統的な香味スタイルを象徴するモルトウイスキーとも表現され、しなやかなピーティーさや果実味、複雑さを抱いている。