日本のウイスキーのふるさと
山崎蒸溜所から。
サントリーの創業者である鳥井信治郎が、天王山の麓・山崎の地で、
日本初となるモルトウイスキー蒸溜所の建設に着手したのは1923年のことでした。
日本人の味覚にあう香味を追求し、山崎蒸溜所でウイスキーをつくり続けてきた100年。
感謝の気持ちと未来への想いを込めて、
山崎蒸溜所からお届けする数量限定のハイボール缶です。
サントリーウイスキー100周年記念
ミズナラ樽由来の深い余韻を
愉しめるハイボール缶
(2023年8月 数量限定発売)
製品名:サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶
容量:350ml
希望小売価格:600円(税別)
アルコール度数:9%
発売日:2023年8月8日(火)
品目:ウイスキー
千利休も愛した名水の里
山崎はウイスキーづくりの理想郷。
京都の南西・天王山に抱かれた山崎は、かつて茶人の千利休も茶室をかまえた名水の里として知られます。この地に湧く山崎の水は、複雑な香味や重厚な味わいをもつモルト原酒をつくるのにうってつけの水質でした。
ウイスキーづくりの理想郷を求めて日本各地を踏破した鳥井信治郎は、この山崎の水に惚れ込み、蒸溜所の建設を決意したのです。辺りは桂川・宇治川・木津川の三川が合流する地点で、濃い霧がたちこめやすく温暖かつ湿潤な気候。ウイスキーの熟成によい影響をもたらすものでした。
シングルモルトウイスキーとは、ひとつの蒸溜所でうまれた原酒だけでつくられるウイスキーのこと。仕込みから発酵、蒸溜を経たウイスキーの原酒は、数年から数十年かけて熟成を深めます。熟成の過程で、その土地ならではの気候風土や自然環境がとけ込み、個性ある香味となるのです。
山崎蒸溜所開設から80年を経た2003年、シングルモルトウイスキー「山崎12年」が世界的に権威ある酒類コンペティションISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で「noble(高貴な)」という評価を受け、日本初の金賞を受賞しました。
それは、「日本人の手で、世界に誇るウイスキーをつくりたい」と挑んだ鳥井信治郎の夢が、山崎の地で実を結びはじめた証ともいえる一幕でした。
山崎伝統のミズナラ樽原酒に
次の100年に向けた想いを乗せて。
シングルモルトウイスキー「山崎」のキーモルトとして欠かせない原酒のひとつに、ミズナラ樽原酒があります。山崎蒸溜所では樽の調達が困難になった戦中戦後、窮余の策として日本産のオーク材・ミズナラでつくった樽を貯蔵に使用していました。液漏れしやすく木香が強い性質のため、製樽や熟成には苦労するばかり。しかし、数十年の時を重ねるうちに、ミズナラ樽は原酒に白檀(ビャクダン)や伽羅(キャラ)を想わせる香味をもたらしたのです。静謐な印象を醸すそのオリエンタルな香りや甘く厚みのあるテクスチャーは、世界のウイスキー通を魅了し、今ではジャパニーズウイスキーの代名詞的存在として語られるものになっています。
次の100年への想いを胸に、多彩な樽で熟成させた原酒をブレンドしつつ、山崎伝統のミズナラ樽の香味をハイボールとして際立たせた数量限定品「サントリー プレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」をつくりました。氷を入れたグラスに注いで、ミズナラ樽由来の甘く心地よい樽香と深い余韻をお愉しみいただければ幸いです。