稲森安太己(1978~ )

1978年東京生まれ。東京学芸大学にて作曲を山内雅弘に、ケルン音楽舞踊大学にて作曲をミヒャエル・バイル、ヨハネス・シェルホルンに師事。2009年東京学芸大学大学院修了、11年ケルン音楽舞踊大学コンツェルトエグザメン課程修了(器楽作曲)、13年同大学大学院修了(電子音楽作曲)。作品は西ドイツ放送交響楽団、ギュルツェニヒ管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などの演奏団体によってドイツ、イタリア、アメリカ、ベルギー、日本ほかで演奏されている。07年日本音楽コンクール第1位、11年ベルント・アロイス・ツィンマーマン奨学金賞、19年芥川也寸志サントリー作曲賞ほか。洗足学園音楽大学非常勤講師。

桑原ゆう(1984~ )

1984年12月7日千葉県千葉市生まれ。東京藝術大学および同大学院修了。日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを軸に創作を展開。国立劇場、神奈川県立音楽堂、静岡音楽館AOI、トランジット現代音楽祭(ルーヴェン)、I&I Foundation(チューリヒ)など、国内外より委嘱を受け、世界各地の音楽祭や企画で作品が取り上げられている。「淡座」メンバー。洗足学園音楽大学非常勤講師。

作曲・指揮:杉山洋一(1969~ )

1969年12月19日東京都新宿区生まれ。桐朋学園大学作曲専攻卒業。作曲家として、ミラノ・ムジカ、ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ、国内外より多くの委嘱を受け、作曲家として、「東京現音計画#01~イタリア特集」で第13回佐治敬三賞、第2回一柳慧コンテンポラリー賞を、指揮者として、第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2010年サンマリノ共和国聖アガタ騎士勲章受勲。ミラノ市立クラウディオ・アバド音楽院教授。

作曲・琵琶:原島拓也(1993~ )

1993年10月14日東京都奥多摩町生まれ。上野学園大学短期大学部卒業、京都造形芸術大学卒業、桐朋学園大学研究生修了。第33回現音作曲新人賞入選、第9回JFC作曲賞入選、第89回日本音楽コンクール作曲部門第3位。作曲を金子仁美、山根明季子、山内雅弘、福士則夫、琵琶を水藤桜子に師事。

ピアノ:椎野伸一

東京藝術大学を経て1981年同大学院修了、安宅賞受賞。谷康子、ヴァレリア・セルヴァンスキーに師事。デビューリサイタル後、東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などとベートーヴェンのピアノ協奏曲第1、3、4、5番などを協演。96年には「グラン・デュオ」結成、東京の紀尾井ホールにて定期的にソロおよびデュオリサイタルを開催。また室内楽奏者として内外の著名な演奏家と多数のキャリアを積む。2013年よりソロCDアルバム『Images de Paris I.II.III』を次々リリース。新聞、各音楽雑誌などで高い評価を受ける。東京学芸大学名誉教授。

新日本フィルハーモニー交響楽団

1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。すみだトリフォニーホールを活動の本拠地とし、日常の練習と公演を行う日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会のほか、地域に根ざした演奏活動も特徴的。99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任。受賞歴に三菱UFJ信託音楽賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞など。2016年9月より指揮者・上岡敏之が音楽監督を務めている。このほか、04年に音楽家・久石譲と立ち上げた“新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ”で幅広い人気を集め、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』では管弦楽を担当。

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